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【新作映画の感想】実写版『ゴースト・イン・ザ・シェル』(2017年、アメリカ)

   

前回のオリジナルアニメ版『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』の感想を書いた直後に、新宿のピカデリーにて実写版『ゴースト・イン・ザ・シェル』を鑑賞してきた。

前回:【映画の感想】『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』(1995年、日本、アニメーション)

どうか、実写ハリウッド版『ドラゴンボール』の二の舞になっていませんようにと、お祈りをして行ってきたわけだけど、果たして、実写ハリウッド版『ゴースト・イン・ザ・シェル』はどうだったのか?

アメリカ本国では大爆死と、ニュースサイトなどでは取り上げられていたけど、僕はそこまで悪い出来だとは思わなかった。まあ、それは僕がスカーレット・ヨハンソンのファンだからだという理由もあるかもしれないが・・・。

オススメ度:★★★★★★☆☆☆☆ ★6点

*★10点が満点。点数は管理人の個人的点数です。異論反論は認めます。
*記事内の見出しに”(以下、ネタバレ)”と書かれているところからネタバレしています。

 

どんな話なの?

人間が体の一部を義体化(サイボーグ化)して、脳みそを直接ネットに接続できるようになっている近未来・・・。

ある日、脳みそ以外が全て義体のミラ(スカーレット・ヨハンソン)がハンカ・ロボテックス社の研究員たちの手によって誕生する。ミラは脳みそを義体に移植される前の記憶を失っており、ハンカ・ロボテックス社の社長カッターの判断により、荒巻(ビートたけし)率いる公安9課に配属されることとなる。

ミラの誕生から1年後、公安9課にも慣れ任務をこなしていたミラだったが、ハンカ・ロボテックス社を標的としたテロが発生し、公安9課が捜査することとなる。

このテロを首謀する人物を追うミラだったが、捜査を進めるうちに自身の出生、過去の記憶を取り戻していく・・・。

 

1995年公開の『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』と比較して

1995年のオリジナル版と比べると、1本の映画として観てお話が非常にわかりやすくなっている点は好感が持てる。さすがハリウッド・・・。今まで『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』を観たことがない人でも十分にストーリーについていけるので、別に僕のようにわざわざ過去作を観ずとも置いてけぼりを喰らうことはないのでご安心を。

しかしながら話がわかりやすすぎて、オリジナルアニメの『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』ファンからすると物足りなく感じるんではないかと思う。

実際アニメ版と今回の実写版ではテーマがまるで違う。にも関わらず、アニメの『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』でお馴染みの数々の名シーンのカットを実写で再現していて、なんというか、アニメと同じカット撮りたいからハリウッドで実写版作ったんじゃないのか?と思ってしまった。

実写版で初めて『GHOST IN THE SHELL』を観る人にとっては、そのシーンはわからないし、テーマが全然違うもんだからアニメ版からのファンからしたら、ここだけ綺麗に実写で再現されても・・・と感じてしまうのではないかと思う。

かねてより心配していた実写版『ドラゴンボール』よりは原作への敬意はめちゃめちゃ感じるし、すごく頑張っているのは痛いほどわかるんだけど、どうにもコレジャナイ感がしてしまうのが気になってしまった。

そして、他にもツッコミたいところはたくさんあるので、それは後述するネタバレ感想で書いていきたいと思う。

 

感想(以下、ネタバレ)

まずね、最初に言いたいのが、

 

トグサをもっと使ってくれよ!

 

今回の実写版のトグサの扱いがあまりにも酷い。正直、トグサで印象に残っているシーンは少佐が必死こいて四足戦車と激闘を繰り広げている中、呑気にラーメンを喰ってて、襲ってくる敵を返り討ちにしていたところだけ。

それほどまでにトグサの出番がなかった。攻殻機動隊でトグサと言ったらキーマンの一人にも関わらず!!

ハリウッド版の製作陣が『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』をものすごくリスペクトしているのはわかったけど、トグサに対しては何一つリスペクトしていないということもよくわかった。

しかも常に少佐を気にかけていたバトーですら、あの一大事に呑気にビルの屋上で愛犬と肩を並べて酒を飲んでる始末。四足戦車と1対1でやり合おうとしている少佐に対して「せめて俺が行くまで待て!」と必死で説得していたアニメ版とは大違いだ。

 

それもこれも荒巻にビートたけしを使っちゃうからこんなことになってるんでないかい?

どう考えても、荒巻とトグサの出番の数は逆でしょう。大物ビートたけしを使ったことによって、ストーリーを動かさなければいけないシーンでここぞとばかりに荒巻を使うのがいただけない。

しかも荒巻の出てるシーンだけ、たけし映画になっちゃってて、そこのシーンだけ異質な雰囲気が漂ってるもん。

荒巻にあんな狂気じみた雰囲気は必要ないだろwww

なにが「キツネを倒すのにウサギをよこすなよ」だよwww

惜しくも字幕版を観ちゃったけど、アニメ版と声優が同じの吹き替え版を無性に観たくなっちゃったじゃないか!!アニメ版の荒巻は絶対あんなセリフ言わないって!!

ってことで、シーンごとに雰囲気が違っていて、映画1本としてみて統一感がないというかチグハグ感をどうしても否めない。

 

また、上述した通り、アニメ版と実写版ではテーマが全然違う。

アニメ版は、素子少佐の「自己の存在の証明と限界突破」がテーマだった。実写版の方はミラ(素子)少佐の「自分探し」となっている。

ハンカ・ロボテックス社を標的としたテロの捜査を進めるうちにミラの過去が徐々に明らかになっていくというのが大筋の話なわけで。

味方だと思っていたオウレイ博士を含むテロの標的となっていたハンカ・ロボテックス社が悪の元凶だったという、若干途中から先が読めてしまうサスペンス要素は構わないが、この展開はもう他の映画でもやり尽くされているので、ありきたりで新鮮味が全然なかった。やはり攻殻機動隊らしい突飛な、時代の先を行くストーリー展開をハリウッドに期待してしまったのだが、それは贅沢を言い過ぎだろうか?

 

と、色々と文句を垂れてきてしまったけど、原作の話をこれだけ改変しておいて、オリジナル版『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』の数々の名シーンを実写で再現してくれた心意気には敬意を表したい。

少佐が作られるオープニングのシーン、少佐が夜の高層ビルから飛び降りて光学迷彩で消えていくシーン、水辺での肉弾戦、少佐の部屋、四足戦車の扉をこじ開けようとして腕が引きちぎれるシーン・・・。

願わくば、高層ビルからの飛び降りシーンでは、CGや変なコスチュームを身にまとっていない生のスカーレット・ヨハンソンの全裸を観たかったのだが・・・。

 

ああ、

乳首が見たかったな・・・

 

 

 - 映画の感想

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