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【映画の感想】『クリーピー 偽りの隣人』 (2016年、日本)

   

昨年の夏ごろに劇場で公開されていて、テレビCMや映画館のポスターから結構興味をそそられていた『クリーピー 偽りの隣人』。

サスペンスが大好物な僕にとっては、もう西島秀俊が主演ってだけで食指が動いてしまうわけですよ。ドラマ『ダブルフェイス』や『MOZU』の印象があまりに強すぎてもはや僕の中では、西島秀俊は日本一のサスペンス俳優だと思っている。

そんな西島秀俊が出ているのであれば見るしかあるまいて。

ってことで、超絶期待してハードルを上げまくって鑑賞してしまったわけだが・・・。

 

オススメ度:★★★★★★☆☆☆☆ ★6点

*★10点が満点。点数は管理人の個人的点数です。異論反論は認めます。
*記事内の見出しに”(以下、ネタバレ)”と書かれているところからネタバレしています。

 

どんな話なの?

サイコパスの被疑者を取り調べ中に拘留室から取り逃がし、挙句の果てに人質を捕られ目の前で殺害されてしまうという大失態をやらかしてしまった元刑事で犯罪心理学者の高倉(西島秀俊)。

あれから1年が経ち、高倉は妻の康子(竹内結子)と共に新天地へと引っ越してくる。そして刑事を辞め、大学で犯罪心理学の教鞭を取り、現在では穏やかな生活を送っている・・・はずだった。

ある日、刑事時代の後輩野上(東出昌大)が6年前に起きた未解決の事件『日野市一家三人行方不明事件』の捜査の協力を求め、高倉のもとに現れる。

行方不明となった家族の唯一の生き残りである娘本多早紀(川口春奈)に接触をはかり、元刑事の高倉は失踪事件の捜査に乗り出すこととなる。

一方、引っ越し後の新生活でご近所づきあいに励む高倉の妻康子は、隣人の西野(香川照之)というどっからどう見ても普通ではないオーラを醸し出す、不気味な男と次第に仲良くなっていく・・・。

 

映像が良い意味で日本映画っぽい少し暗めなジメッとするような場面が多く、雰囲気が出ていて良かった。

西島秀俊、香川照之の安定のMOZUコンビで、香川照之の強烈なキャラクターで引っ張っていっている映画だと言ってもいい。

予告を観た限りではサスペンス・スリラーとのことだったが、ホラー映画かと思えるような演出もあり、中盤までかなりワクワクして観ていたのだが・・・

詳しくはネタバレの感想で。

 

感想(以降、ネタバレ)

もうね・・・

なんていうかね・・・

 

消化不良ッ!!

 

あれだけ前半から中盤にかけて面白かったのに、後半の失速感がハンパなかった。

『日野市一家3人失踪事件』の犯人は香川照之なんかい!!

 

てっきり『日野市一家3人殺人事件』の犯人探しと、サイコパスの隣人の正体の2本軸で話が進んでいくのかと思ったら、結局この2本軸が繋がっちゃったよ!!

 

途中からいや、さすがにその展開はないだろと薄々思っていたにもかかわらず。

 

失踪事件の殺人犯捜してたら、実は犯人はお隣さんでした。てへぺろ。・・・なんて、

 

そんな漫画や映画みたいな話あるか!!

 

って思ったけど、映画だったわこれ・・・。ちくしょううううう。

 

なんでこんなにも消化不良に感じてしまったのか?

 

それは犯人が隣人の西野が犯人だったからってだけではない。出てくる主要人物たちの言動がネジが1本外れているように思える。

まず高倉の妻、康子。

なぜ、もっと旦那の西島秀俊を頼らないのか?なぜ、あれだけの常識はずれの言動を繰り返す西野に愛犬マックスのごとく尻尾を振ってついていくのか?

そして、野上。

なんで単身で西野の家に乗り込んだ?なぜ一言高倉に言っておかないんだ。遺体5体発見してお手柄をあげたからと言って調子にのっちゃったのか?

あと、西野の娘ということになっていた澪。

中盤で高倉に本当のお父さんじゃないって言って助けを求めるなら、学校行った時になぜ交番に行かないんだ?お母さんを人質に取られていたから?ってか澪、どこかで見た顔やと思ってたら『ソロモンの偽証』で主演してた子やないか!!

【映画の感想】ソロモンの偽証 前篇・事件(2015年、日本)
【映画の感想】ソロモンの偽証 後篇・裁判(2015年、日本)

 

そして最後に高倉!!!

なぜ澪が西野を本当の父親じゃないと告白した時にピンと来ないんだ!!お前、犯罪心理学者とちゃうんかい!!!!

数々の殺人現場を見てきたんとちゃうんかいいいいい!!!!

日野市の空き家見て「犯罪の匂いがする・・・」とか言っていたくせに、澪の決定的な告白を聞いて犯罪の匂いがしなかったんかいいいいいい!!

 

と、もうツッコミどころ満載すぎる。

西野の毒牙にかかる人物全員、助かる選択肢があるにも関わらず、絶対にその選択肢を選ばない。

 

特にクライマックスの高倉の行動は酷い。笹野高史と一緒に西野家に乗り込むのになんで丸腰なんだよ。あの時点で康子がおかしくなっていて、西野も本性を完全にさらけ出して全てがわかっている状態でなんで丸腰で乗り込めるんだよ!!

僕なら絶対になにかしらの武器は持って行くよ。

康子との心のすれ違いがあったにしても、もはや仮面夫婦なんではないのかと言いたくなるほど夫婦愛の希薄さを感じた。

高倉、お前は妻を愛してないのか?本気で救う気あるのか?

 

そしてラストシーン、西野の自分では手を下せないという弱点を突いて高倉は西野に乱射して殺してしまうんだけど、

 

結局西野は誰やったんや?

 

という大きな謎を残して終わってくれる。

 

西野が殺された後、康子が高倉と抱き合いこれまでの恐怖と窮地から救われた安堵の気持ちで雄叫びをあげたが、こちらはこの釈然としないラストに雄叫びをあげそうになった。

 

だいたいね、西野は自分で手を下せないはずなのに、澪の母親殺してたよね?クライマックスで西野家にやってきた笹野高史に思いっきり注射打ってたよね?・・・おかしいよね?

映画の冒頭で射殺されたサイコパスの被害者言ってたよね?サイコパスにも自分なりの正義があるみたいないことを。

 

ってか、澪の母親役やっていたのが『呪怨 -終わりの始まり-』で伽椰子役をやっていた最所美咲でまじで怖かった。もう最所美咲が出ているシーンだけホラー観てる気分になっちまった。

【映画感想】呪怨 -始まりの終わり-(2014年、日本)

あそこの澪の母親が西野に殺されてしまうシーンがあまりにもショッキングすぎて、エグ過ぎて目を背けてしまった。

 

あ、あとそうだ。『日野市一家3人失踪事件』の生き残りとなった本多早紀はなんで殺されなかったの?本多早紀が修学旅行の4日間の間にどのように西野に家を乗っ取られたのかも謎のまま。

 

結局、そういった大事な謎は明かされないまま、登場人物たちの言動もチグハグで、サスペンスと言えるほどの話の奥深さが皆無だったんですよ。

ラストもあんな後味悪い終わり方だし。それならもうこのまま西野が新しく手に入れた3人の家族+犬たちと新しい家で新生活を始めるところで終わってくれてもよかった。

そして続編として次にチャレンジしてくれてもよかった。

続編では完全に西野に洗脳された高倉が殺人鬼として覚醒するスプラッター映画にしてくれてもよかった。

 

そんな西島秀俊が観てみたい

 

ってことで、さんざん文句を垂れてきたけど・・・ここまで貶しに貶しておいて心苦しいんですが、それもすべて踏まえた上で面白かったので★6つ。中盤までは★10だと思って観ていたけど、サスペンスとして解き明かしていただきたい謎のほとんどが明かされていないのと、登場人物たちのチグハグな言動がかなり気になってしまった。

それを差し引いても香川照之の変人っぷりは圧倒的な破壊力があり、最後まで観てしまう魅力があった。ドアチェーンのかかった隙間から顔を覗かせるシーンまじで怖いよ・・・。ホラーじゃん。

 

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