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【映画の感想】『フローズン・グラウンド』(2013年、アメリカ)

      2018/04/26

連続殺人事件や猟奇殺人事件など、凶悪犯罪をついついネットで調べてしまうどーも、僕です。

コナン君と違ってまったく事件解決することは出来ませんが、こういった過去にあった犯罪事件の知識持っておくことは、今後自分がこういった危機に陥った時の役に立つと信じています。

いままで一度も役に立ったことはないけど・・・。

今回は1980年代に実際に起こった連続殺人事件を題材にした、僕の大好きニコラス・ケイジ主演の『フローズン・グラウンド』を鑑賞した。

そういえば、さんざんニコラス・ケイジが好きだと公言しているにも関わらず、ニコラス出演の映画の感想はこれが初めてとなる。

オススメ度:★★★★★★★☆☆☆ ★7点

*★10点が満点。点数は管理人の個人的点数です。異論反論は認めます。
*記事内の見出しに”(以下、ネタバレ)”と書かれているところからネタバレしています。

どんな話なの?

物語はレイプ犯から逃げ出した娼婦のシンディが、モーテルで警官に保護されるところから始まる。

恐怖に怯えまくる彼女は、襲ってきた犯人がロバート・ハンセン(ジョン・キューザック)だと警察に訴えるが、警察は彼女の話に耳を傾けようとしない。ロバート・ハンセンは町ではパン屋を経営する善良な市民という表の顔を持っていたからだ。

シンディを保護した警官はシンディの鬼気迫る訴えにロバート・ハンセンを調べるべきだと上司に訴えるも却下され、州警察にシンディの調書を送り付ける。

一方、州警察では残忍な殺され方をした変死体が発見されていた。犯人検挙に燃える刑事のジャック・ハルコム(ニコラス・ケイジ)は、送られてきたシンディの調書を読み、次から次へと発見される変死体は、このロバート・ハンセンによるものだと直感する。

ニコラス・ケイジ、もといハルコム刑事の捜査が始まった・・・。

って、ここまであらすじ書いておいて、読み返してみるとなんてつまんなそうな映画なんだ・・・。クソッタレ!!いや、ここまで読まれている方に訴えたいんだけど、この映画面白いからね!!

ニコラス・ケイジと連続殺人犯の攻防戦、そして生き残りのシンディに忍び寄る数々の危機。果たしてハルコム・ケイジはシンディを守り切ることが出来るのか?モンスターと化した猟奇殺人鬼を捕まえることができるのか?って話。

ニコラス・ケイジの映画らしくもなく、美人とニャンニャンしない、ギャグも言わない、お笑い一切なしの超シリアスドラマだったのだが、僕はこっちのニコラス・ケイジの方が好きだ。生真面目で誠実な温かみのある警官を熱演している。

 

感想(以降、ネタバレ)

この映画、実在した映画だとしょっぱなから字幕で出てきて、「ほーっ、そうなんか~」って思いながら観てたんだけど、犯人のロバート・ハンセンという男、虫唾の走るほどの外道だった。

Google先生で「アンカレッジ娼婦連続殺人事件」と検索したら、たくさん出てくる。

捕まったハンセンは、軽く30人は誘拐して、うち17人は殺害したことを認めている。いや、なにがすごいって殺した人数もさることながら、殺し方もトチ狂ってる。トチ狂い過ぎてる。もはや人間とは思えぬ残忍ぶり。

さんざんレイプして暴行した挙句、気が済んだら人里離れた場所に連れて行って、鹿やイノシシを狩るかのごとく、銃で撃ち殺す。それも全裸にして、疲れたところにズドンッ!

 

胸糞悪すぎるわ!!

 

ってか、

なんでこんな胸糞悪いこと

わざわざ調べてんだ僕は!

 

って、全然映画の感想じゃなくなっとる!

アンカレッジ殺人事件の感想になっちまってる。

 

はい!ここで立て直しまーす。

以下、映画の感想で!!

 

まず、最初に言いたいのは、『フローズン・グラウンド』は面白かった!

うん、確かに面白かったんだけど、ちょいとラストのハンセンを落とすところが弱かったかなあってのが率直な感想。

話の構成は、古畑任三郎と同じく犯人は最初に明かされ、いかに州警察の敏腕刑事、ニコラス・ケイジ演じるハルコム刑事が殺人モンスターのロバート・ハンセンを逮捕するかという話。

犯人のロバート・ハンセンは、すでに何人もの女性をレイプしては殺し、次は女子高生を拉致し弄ぶ。そして取り逃がしてしまったシンディを口封じのため執拗に探し回る。

果たして州警察の敏腕刑事ハルコムがいかにしてこの人間のクズを追い詰めていくか?ってところが見どころなんだけど、それ以外にも中盤はハンセンの被害者の唯一の生き残りであるシンディが命を狙われ、最初から最後まで適度な緊張感を持って鑑賞できる。

ここまで書いていてわかる通り、古畑任三郎のようなコメディは一切なく、最初から最後までずっとシリアス。

いつものニコラス・ケイジらしいユーモアに溢れるギャグが恋しくなってくる内容だ。

ハンセンの極悪非道の犯行には、サスペンス映画ではありがちな(この映画はスリラー映画ですな)大胆なトリック、緻密な計画性は皆無なのだが、ハルコム刑事率いる州警察の面々はハンセンに繋がる証拠を一切掴むことが出来ない。

まったくもって小賢しいハンセン。女子高生を拉致し、レイプした挙句、人里離れた雑木林で拘束をといたところで鹿でも狩るかの如く、撃ち殺すというおよそ人間とは思えぬ残虐な犯行を犯すハンセン。こんだけの犯罪を犯しているにも関わらず州警察はハンセンの証拠を挙げられずイライラが募る中盤から終盤。必ずやハルコム刑事が取り調べでコテンパンにしてくれるのだろうと高まる期待。

てか、ハンセンの奴、妻子がいながらよくもあんな犯行を何年もバレずに続けてこれたなと思うよ。これはハンセンの奧さんにも責任があるように思える。もう少し夫に関心を持ちなさいよ。あんたらそれでも夫婦なんかい!

しかしながら、クライマックスの展開は期待してた以上に盛り上がらず・・・。

序盤に出てきた被害者スーの姉から受け取った腕輪をきっかけにハンセンを揺さぶったところで、シンディと対面させ、大いに同様してしまったハンセンが「殺しておけばよかった!!」とゲロってしまう。これまでうまいこと証拠を捨てたり、地味に知恵が回っていたハンセンがこんな決定的な自供を自分からしてしまうのは、ちょっと違和感がした。

ハンセンのあんな自供よりも、ハルコム刑事が決定的証拠を突きつけてハンセンが言い逃れできなくなるほどのトドメを刺して欲しかったなあ。まあ、もとより実在する事件自体が非常に後味が悪い事件なので映画もそうなるのは仕方ないかあと思っていたら・・・

最後のエンドロール・・・ハンセンの被害者たちの写真が明るいロックな音楽とともに流される。いや、後味悪くしないためにこういう明るい曲選んだんだろうけど、これは違和感ありまくりですわ・・・。

 

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