友人に熱く口説かれ、カートをやりにラー飯能へ行ってきました。
遊園地にあるゴーカートと一緒でしょ?てな感覚で、完全にナメきった気持ちで行ってみたものの、あまりの本格的な設備にオラびっくらこきました。
目次
ラー飯能へのアクセス
西武池袋線「飯能駅」から国際興業バス「名栗」方面行きに乗って停留所「久通谷橋」で下車、橋を渡って坂道を登ったところにサーキットがあります。
バスに揺られて30分、埼玉の奥地です。
この緩やかな坂道の上にラー飯能があります。
あの写真中央の看板がなければ、この先にサーキットがあるかなんぞわかりません。
坂の上から見下ろした写真。埼玉の奥地だけあり自然が溢れている。
写真を撮る目的で来ても楽しめそうな場所ですね。
都内で毎日満員電車に揺られて通勤している身としては、本当に心が洗われるようで自然に心癒されます。
ラー飯能はこんなとこ!
敷地に入っていくと右手にサーキットが見えてきます。カートのエンジン音と普段見ないサーキットにテンション上がりまくりんぐ!
走ってるカートを目の当たりにしてみると、かなりの速度が出ていました。原付より速そう・・・。
奥へ進んでいくと左手に受付のある建物、右手にピットインが見えてきます。
ピットイン側の建物の2Fには軽く食事の出来るカフェとコース全体を見渡せる場所があります。
サーキット
長い直線コース、ジグザグコース、かなり急なカーブもあり、バラエティーに富んだサーキットです。
ピットインからサーキットへ。ここからサーキットへ侵入していきます。
直線コース。思いっきりアクセルを踏み込んで速度を出せて気持ちが良いです。ただ、その先に待つ大きなコーナーを曲がり切ることを考えると直線コースの真ん中あたりから速度を落とすことを考えてしまっていました。
奥のジグザグコース。ジグザグコースの最初と終わりのカーブがかなり急です。
日陰のところはコースアウトすると泥まみれになります。ええ、初心者の僕はここで思いっきりコースアウトしましたよ。
コースの全体図。ラー飯能の受付前の掲示板に貼ってありました。速く走るためのコースのライン取り、ブレーキをかけるべきところが記載されています。
料金
まずRA会員と一般で料金が違います。そして、1回走行券と3回走行券の2種類があります。
RA会員は入会金と年会費がかかります。細かい計算は省きますが、1日に3回走行したとして1年間に最低3回は来ないと元が取れません。初めてのカートだったため、また来るかわからなかった為、僕たちは一般で3回走行券を購入しました。
1回の走行は8分間で、走行終了の合図はスタッフさんがフラッグで教えてくれます。8分間で速い人だとコースを12,3周出来るそうですが、僕は最高で8周しか走れませんでした(笑)
走行の際には、ヘルメット、フェイスマスク、グローブが必要になります。
ヘルメットとグローブは無料でレンタル出来ますが、フェイスマスクは自前で用意しない場合は別途購入する必要があります。
そして、保険料も必要でした。
3回走行券 | 6500円 |
保険料 | 500円 |
フェイスマスク代 | 350円 |
3回目走行時のラップタイム | 200円 |
合計 | 7550円 |
*ラップタイムは1回の走行で走った各周のラップタイムを紙に印字して渡してもらえます。
サーキット走行までの流れ
受付で走行券、保険料、フェイスマスク等の料金を払って走行券をもらいます。
次に走行の予約をします。走行予約をするとスタッフさんが走行券にアルファベットを記入してくれて、だいたい○○分後にピット前に集まってくださいと案内されます。
時間が来るとスタッフさんにアルファベットで呼ばれ、走行の注意点やフラッグの説明を受けてからカートに乗り込み走行がスタートします。
説明を受けるときに、「初心者の方はいらっしゃいますか?」と聞いてくれるので、初めてカートに乗る場合は必ず申告すると良いです。さらに優しく色々と教えてもらえます。
僕たちは3回走行券をかったので1回走行するたびに次の走行予約をして待ち時間の間に直前の走行の感想やダメ出しを言い合ったりして時間を潰していました。
初めてカートに乗る
いざ、カートへ!!
ハンドルの右側のキーをONに回るとエンジンがかかります。エンジンをかけるときはブレーキを踏みながらかけます。
ハンドルの真ん中のディスプレイは速度計です。エンジンをかけると表示されるようになります。
右足でアクセル、左足でブレーキを踏みます。
1レース目・・・最高ラップタイム:56秒(小数点以下忘れた)
エンジンをかけた瞬間にガソリンの匂いが漂ってきました。車高は思ったより低くて、これで速度出したらどんな感じなのかワクワクしながらピットインからサーキットにイン!!
遊園地のゴーカート経験があったため、謎の自信を持っていたのですが、遊園地のゴーカートと次元が違う・・・。友人全員を抜き去ってやるという強い意志が最初の1周目で砕かれました。
このレーシングカート、かなりの速度が出ます。人が乗っているのを見ていた時よりも乗っている方が速く感じるのでしょう。速度のある状態でコーナーに入ると曲がる方向と逆の方向にもんすごい重力を感じます。そのため、コーナーを曲がり切れないのではないかという恐怖でアクセルを踏み込む事を躊躇してしまいます。こんな運転手が裸も同然の薄っぺらい車体でひっくり返ったら大怪我は避けられませんからね。完全に臆病風に吹かれてアクセルを踏みこんでもすぐにブレーキを踏んでしまい、思うように速度を出せません。
確か1回目の走行は友人3人を含む7人で走行していたのですが、他の人にビュンビュン抜かされました。
かなり急なコーナーもあり、速度を落とさないと確実にスピンします。案の定僕は長い直線の後の大きなコーナーでスピンしてスタッフさんに助けてもらいました。
スピンしてからは「もう早く走る事は考えないで、コースを覚えよう。マリオカートでも勝つために必要なのは、まずコースを覚えることじゃないか!」と自分に言い聞かせて、コースを覚えることを意識して、またどれくらいの速度ならどれくらい深くハンドルを切ってもスピンしないのかを探りながら走りました。
1回目の走行でレーシングカートの本格的な挙動と、7人で走るレースとは言えどコースを曲がるためにどれだけスピードを出せるか、自分との度胸比べだということを感じました。
2レース目・・・最高ラップタイム:48秒(小数点以下忘れた)
2回目の走行前、走行の説明をして頂いたスタッフさんに初心者であることと、どうしたら早く走れるのかを質問してみました。
そしたら、非常にわかりやすく、スキーを例え話にコーナーを曲がる時のコツを教えてくれました。
スタッフさんのアドバイスを聞いて、言われた通りに実践してみたら、なんとラップタイムが8秒も縮まり、40秒台になりました。やったぜ!!!!
3レース目・・・最高ラップタイム:42秒707
3回目の走行で意識したのは出来るだけ早く走って最高ラップタイムが友人の中で1番になること。
いけるかな?って思うくらいの速度でガンガンコーナーを攻めていったのだけど、ハデにやらかしてしまいました。初めてのコースアウト、しかもあの日陰の泥まみれになるよと言われていた一番やっちゃいけないところで。
幸い僕自身は無傷でしたが、カートのタイヤが泥まみれになってしまいました。そしてスタッフさんにカートを降りるよう促され、イエローカードをもらってしまう。「次やったら退場ね」なんてこった。
上の方の写真でラップタイム載せてますが、5周目の1分30秒出してるとこです。
いやあ、恥ずかしかった(笑)
でも、ガンガン攻めたおかげで最高ラップタイムは42秒707に!!
さらに6秒縮めました。まじ嬉しい。
あ、ちなみに僕含め友人4人の中では2位となりました。
スタッフさんに教えてもらったこと
ハンドルを切る方向と逆の方向に重心を!
スキーで曲がる方向と逆の足に重心をかけるのと同じように、レーシングカートも曲がる方向と逆側のリアタイヤに重心をかけて地面に接するようにすると良いそうです。
レーシングカートの場合は、重心がかかる側のタイヤが地面に接していないのがスピンの原因になるとのことです。
なので、例えば左に曲がるときは右側のリアタイヤが地面にしっかりと接するように、体の上半身をスライドして右側に重心をかけながらハンドルを左に切ります。ボクシングが好きな方ならわかると思うのですが、上半身を左右にダッキングさせるような感じです。
これを守れば、ある程度速度が出ていてもスピンさせることなくコーナーを抜けることができます。
このコツを教えてもらってから、僕はブレーキを踏まなくなりました。思った以上に急なカーブでも曲がれてしまい、少しばかりコーナーを曲がる事に対しての恐怖心は薄れました。
初心者でもこのことを知っているだけで余裕で40秒台は出せるかと思います。
ラー飯能でスピンしてしまったら、十中八九スタッフさんを呼んで助けてもらうことになるのでラップタイムを上げるにはスピンは絶対に避けなければいけません。
脇を締めてハンドルを握れ!
上半身を左右にスライドして重心を変えるためには脇を開いていたら出来ません。
きちんと脇を締めてハンドルを握ります。
次に行くときは30秒台に!
いやあ、レーシングカートめっちゃ面白かったです。この速度でコーナーを曲がれるのかあああ!!!という自分との度胸比べ、最高にスリリングで、癖になりそうです。
フォーミュランド・ラー飯能のスタッフさんも非常に親切で、丁寧に説明してくれますし、レーシングカートが僕のように初めての人でも全然気軽に楽しむことが出来ます。
次に来るときは、30秒台になんとか入りたいなあ・・・。