前回、以下の記事を書いた。
さきっちょだけシリーズ第1部:
女性を口説き落とす時の切り札の言葉とは・・・
青少年が読むには少し刺激の強い内容だったのだが、この記事のアクセス数は、書いた私ですら困惑するような数字を叩き出した。
ここまでの結果を出したのであれば続編を書かなくてはなるまい。
アクセス数はなんと
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たったの3(うち1は私のアクセス)
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人気があったから続編を打つとでも思ったか?
バカ野郎!!
アニメや映画とは違うんだよ、うちのブログは!!
たったの3(うち1は私のアクセス)しか集められなかったアクセス数の仇は、
必ず取る。
と、どうでもよい本音はおいておこう。
たしかに、前回の記事だけでは、「さきっちょだけ」という言葉の素晴らしさは理解できるだろうが、
いざ実践となれば、どのように言ったらよいかまではわからなかったかもしれない。
ならば、しかたあるまい。
今回は、親切な私がもう少し突っ込んで、どのように「さきっちょだけ」に思いのたけを込めて相手に伝えればよいのかを解説してやろう。
さきっちょだけを言う時のお作法
この世の中、どんな事にも守るべきルールがある。
青信号は進め。赤信号は止まれ。黄色信号は余裕があれば進め。
トイレで用を足すときは、一歩前へ。どこから一歩前へなのかスタート地点がわからないけど一歩前へ。
便器の外に尿を飛び散らせないルールのはずなのに一歩間違えば無意味なルールの一歩前へ。
とにかくこの世の中は、ルールによって成り立っているわけだ。
そしてご多聞にもれず、「さきっちょだけ」の言い方にもルールというものがある。
さきっちょだけを言う時は、相手の目を見て言え
あなたはなぜ「さきっちょだけ」を言う?
相手と心を通い合わせたいからだろ。
ならば、相手の目をしっかりと見て言うべきだ。
目は口ほどに物を言うということわざをご存じだろうか?
人間の喜怒哀楽、感情をもっとも表すのが目だと言われている。
恐らくあなたも今までに経験があるだろう。
相手の表情で、
「あ、この人、嘘ついてるな。」
とか
「あ、あの人笑ってるけど心から笑ってはいないな。」
とか。
これらをあなたがどう読み取っているか言葉で説明できるだろうか?
そう、相手の目で読み取っているのだ。
少なからず良心のある人は嘘を付いている時、まっすぐに相手を見るのはつらいし、目を逸らしたくなる。
笑っているけど、目が笑っていない人、あなたの回りにも一人や二人はいるだろう?
このことからもわかるように、「さきっちょだけ」を言う時には相手の目を見るということは、重要な意味がある。
これは相手の感情を読み取るためではない。
こちらの感情を相手に読み取ってもらうために目を見るのだ。
「心を通わせたい、あわよくば体も。」
という力強い欲情を。
さきっちょだけを言う時は、大きな声で言え
相手に初めて「さきっちょ」だけというのは、さぞ勇気のいることだろう。
しかしながら、そんなものは最初だけだ。
私の場合、もはや「さきっちょだけ」が挨拶代わりになるほどの日常用語になっている。臆することはない。
なぜ大きな声で言うのか?
ポイントは2つ。
相手に聞き取りやすくするため。
そして、相手の心を震わせるためだ。
考えてもみろ。
相手に聞こえるか聞こえないかわからないような音量でボソボソと言ったところで伝わるわけがない。
そして想像してみろ。
滑舌の最悪な渡部篤郎が「ざぎっぢょだげ」というのと、迫りくるトラックの前に立ちはだかり「僕は死にません!あなたが好きだから、僕は死にません!さきっちょだけ!!」と叫ぶ武田鉄也の、どちらが相手の心を震わせ感動させることが出来るのか?
答えは明白だ。
さきっちょだけを言う時は、回りに人がいる場所で言え
これは何を意図しているのか?
これも人間の心理、願望、欲望を賢く使うための戦略だ。
この戦略の肝は、オーディエンス(聴衆)を利用するということ。
さて、実際にシミュレーションしてみよう。
場所として適切なのは、ある程度静かな場所で、オーディエンスがいる場所となる。
図書館もなかなか良いのだが、少し静かすぎる。
やはり、ここはオシャンティーな喫茶店の代名詞、スターバッカスが最適な場所だろう。
全席禁煙席のため、大事な局面で煙たくてムードをぶち壊される心配もない。
さあ、休日にあなたとあなたが狩猟しようとしているサチコの二人はスターバッカスに入店した。
店内は満席ではないが、8割以上の客席が埋まっている。
サチコには何が飲みたいか聞いておき、先に席で座って待ってるように伝える。
そしてあなたはカウンターに並ぶ。
ここでサチコのドリンク代を肩代わりして「さきっちょだけ」の勝率を高めておく。
また、カウンターでドリンクを頼む時はサチコと同じものを頼め。
人間は人と同じであることに安心する。特に日本人はその傾向が強い。
2人分の同じドリンクを持ってきたあなたを見てサチコは思うだろう。
この人とは気が合いそうだ、仲良くやっていけそうだと。
ここで「さきっちょだけ」の成功は確実なものになる。
そして重要なのは一番大きなサイズを選ぶこと。
2つともベンティを頼め。ベンティだ。
これの理由は最後まで読み進めればわかる。
ドリンクが出てきたら、ここからが本番だ。気を引き締めろ。
2人分のドリンクを持ってサチコが確保した席へ向かう。
サチコが視界に入ってきた。
サチコの奴、笑って手招きしてやがる・・・。
おい、サチコの隣のマックブックエアーいじってる意識高い系のイケメン、サチコが可愛いからって鼻の下のばしてんじゃねえよ。
サチコの席の前まで来て、左手に2人分のドリンクの乗ったトレイ、右手で椅子を引こうとしたその時。
はい!!
ここで、つまずくフリをして
思いっきりサチコに
ベンティドリンク2人分を
ぶっかけろ!!!
あなたが持ってきた2人分のドリンクが同じものだったかなんてわからないほどの勢いでサチコにぶっかけろ。
ここでサチコに考える時間を与えては今までの下準備が水の泡だ。
とにかく1発で綺麗に2人分思いっきりぶっかけろ。
「キャァァァァァァアァァッァアァ!!」
店内にびしょ濡れのサチコの悲鳴が響く。
マックブックエアーのイケメンとマックブックエアーもびしょ濡れになっている。
びしょ濡れのサチコを見ても興奮するな。まだ気が早い。
店内の客全員がサチコに注目する。
オーディエンスの出来上がりだ。
ここだ。
ここが最高のタイミングだ。
最高の「さきっちょだけ」タイミング!!!
さあ、言え!
今こそ言う時だ。
言って楽になるのか
言わずに・・・(略
・・・
・・・
長々と書きすぎて、なにを書いているのか私も途中で忘れてしまったが、
オーディエンスを利用しろという話だった。
オーディエンスを利用して相手の女性の心を動かした例が上のシミュレーションだ。
勘の良い人ならもうわかるだろう。
上記のシチュエーションで、「さきっちょだけ」と言われた時のサチコの感情の揺れ動きが。
人間には、誰しも注目されたい、自分が世界の中心でありたい、物語の主人公でありたいという願望が少なからずある。
オーディエンスを利用しろという理由は、そのサチコの願望を叶えるためだ。
願望が叶うと人はYESと言いやすくなるのだ。
あなたにベンティ2人分をぶっかけられ、店内の全員がサチコに注目した。
間違いなくあのタイミングは、サチコが注目され、サチコを中心に世界が回り、サチコが主人公となっていた。
そこであなたはどのように「さきっちょだけ」と言った?
よく思い出せ。
サチコの目をしっかりと見て
武田鉄也並みの必死な大声で
「さきっちょだけ」と言ったはずだ。
オーディエンスは固唾を飲んであなたたちを見守る。
「あの人いったい何言ってるの?」
「気でも狂ったのかしら・・・」
オーディエンスはざわつくだろう。
マックブックエアーのイケメンはおしぼりでマックブックエアーを拭きながらサチコの返事に聞き耳を立てている。
しかし、なんの心配もいらない。彼らは所詮オーディエンス。村人に過ぎない。
「さきっちょだけ」と言ったあなたがこの場を制しているのだ。胸を張れ。あなたは勇者だ。
ベンティ2人分をぶっかけられ、
考える暇も与えられず、
気が付いたら自分が主人公になっているサチコは喜びの余り答えるだろう。
「さきっちょだけなら・・・。」
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・・・
・・・
・・・
いかがだっただろうか?
ここまで具体的な「さきっちょだけ」の使い方を解説すれば、
どなたでも迷わずに使う事が出来よう。
最後に要点をまとめよう
言う時は
1.相手の目を見て言う
2.大きな声で言う
3.オーディエンスのいる前で言う
以上の3点だ。
覚えておけ。
さきっちょだけシリーズ第3部:
さきっちょだけと言った後、相手の反応から未来を見据える方法