性懲りもなく、友人宅でオリジナルビデオ版の呪怨2を観賞。
前回記事:【映画の感想】『呪怨(オリジナルビデオ版)』(2000年、日本)
前作では佐伯家に立ち入った人間が襲われるが、伽椰子や俊雄がどのようにお亡くなりになるのかまで詳しい描写がなかったので2ではそこら辺を掘り下げてくれるんだろうなあと思って観てみたのだが・・・。
オススメ度:★★★★★☆☆☆☆☆ ★5点
*★10点が満点。点数は管理人の個人的点数です。異論反論は認めます。
*記事内の最後で見出しに”感想(ネタバレ)”と書かれているところでネタバレしています。
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目次
どんな映画?
オリジナルビデオ版「呪怨」の続編。リリースが同じ年の2000年になっている。15年も前の作品です。
呪怨の家、佐伯家に足を踏み入れた人間を、一人残らず情け容赦なく伽椰子と俊雄が襲う日本のホラー映画。霊の怖さが特徴のジャパニーズホラーと、飛び出してきて驚かす海外系ビックリホラーを上手くミックスされています。オムニバス形式で各話がリンクしていて、伽椰子を始め登場人物たちの細かな設定も伺えるところが面白いですね。劇中でそのような細かな設定ははっきりとは描写されないが、至る所にヒントが散りばめられているので、それを想像して楽しめるのもGood。
オススメポイント
怖面白い
今回の呪怨2は結構遊んで作っているなあっていうのが率直の感想でした。もちろん良い意味で。そこいらのホラー映画がやらないようなカメラワークをやっていたり、数で勝負してきたり。色々と挑戦しているように見え、劇場版やハリウッド版への布石だったのかなあと感じました。
伽椰子がカッコ良く見えるシーンがあります。
ホラーが苦手の僕ですら笑ってしまいました。どこのシーンかはネタバレで。
新しい幽霊の参戦
前作にも冒頭にこのテロップが入ります。
呪怨とは強い怨念を抱いたまま死んだモノの呪い。 それは死んだモノが生前に接していた場所に蓄積され、"業"となる。 そののろいに触れたモノは命を失い、新たな呪いが生まれる。
このテロップの通り、前作で強い怨念を抱いたまま死んだお方が登場します。今まで劇場版も観てきて、この展開はなかっただけにまったく予想もしていませんでした。
感想(ネタバレ)
今回の呪怨2、時間をきっちり計ったわけではないので体感になりますが、3分の1はダイジェストです。いや、ダイジェストというより、前作の2話分、まるまる流してます。ちょっとそこは、損した気分ですね。新しいものを観たいという気持ちがやはり沸いてきます。
佐伯家に足を踏み入れてなくてもアウト
今まで、僕は伽椰子に襲われるルールが「佐伯家に足を踏み入れた人間」だと思っていましたが大きく裏切られました。
どうやら「佐伯家に足を踏み入れた人間に関わりのある人間」も対象です。不動産の達也の両親も伽椰子に襲われお亡くなりになります。先祖代々の額の写真が伽椰子に変わっているのは怖いと通り越して笑ってしまいました。
小林先生の嫁さんが参戦
衝撃的なのが剛雄に殺された小林先生の嫁さんが達也の妹、響子に乗り移ってしまう展開です。
お前もかー!!
伽椰子のように霊としての登場はないですが、乗り移られた響子が赤ん坊を揺らして長い髪を畳にパサパサと叩きつけている狂気に満ちたシーンは、伽椰子登場にはない怖さがあります。
廊下の追いかけっこ
オムニバス最後から2番目の「信之」の話は、学校内で信之を追い伽椰子が増殖していく話なんですが、もうこれ、流石の僕でもコメディーに感じてしまうほどで、全然怖くなかったです。むしろ面白い。
走る信之を追う伽椰子をロウアングルから撮っているのですが、「怖い」と言うより「カッコイイ」です。
こんなカメラワークやっちゃうホラー映画初めて観ました。
まとめ
オリジナルビデオ版の呪怨がなかなか怖かったので呪怨2も期待してしまったのですが、正直なところそこまで怖くはありませんでした。観終わった友人と発した第1声は「これ、監督遊んでるね」でした。
しかも前半が前作呪怨の2話分をそのまま流してるのも頂けないですね。おそらく、2話分流してしまうのが呪怨の世界を説明するのに手っ取り早かったんだと思いますが、もうすこし良い方法はなかったのか・・・。
ちなみに今回の絶叫ポイントは、警察署内刑事の股から「バアーーッ!!」って出てくるシーンです。あれはわかっていてもやられます。悔しい。