友人のすすめで『エクス・マキナ』を鑑賞。
面白いとしか聞いておらず、どんな内容なのか知らずに観たのだけど、めちゃんこ面白かった。今年観た映画の中で１番オススメしたい。
話の内容は人工知能のお話。
『ターミネーター』でスカイネット（コンピューター）が人類を敵とみなして攻撃を始めるだなんて、なんて荒唐無稽なお話なんだと思っていた時期もありました。
でも昨今のITニュースを見ていると、少しずつ人工知能が現実味を帯びてきている。人間とロボットの区別がつかなくなるような日はくるのだろうか・・・。
オススメ度：★★★★★★★★★★ ★10点
＊★10点が満点。点数は管理人の個人的点数です。異論反論は認めます。
＊記事内の見出しに”(以下、ネタバレ)”と書かれているところからネタバレしています。
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どんな話なの？
検索エンジンで有名な超一流会社、ブルーブックで働くプログラマーのケイレブはある日、社内の抽選に当選してブルーブックの社長の別荘へと招待される。
普段姿を現さない超一流企業の社長、ネイサンとの対面に緊張してしまうケイレブだったが、別荘で会った社長からこの場所が人工知能の研究施設であることを知らされ、人工知能のテストに協力しないかと誘いを受ける。
秘密保持契約書にサインをして、ネイサン監視のもと人工知能を搭載したロボット、エヴァと対面しテストを開始するのだが・・・。
ケイレブ、ネイサン、エヴァ、それぞれの感情、思惑、行動に翻弄される108分が至福のひと時でした。
あと、ロボットのエヴァがめちゃめちゃ可愛い。どんなもん食ったらあんなに美しくなれるんや。
登場人物はほぼほぼこの上記３人で、かなり低予算で作られてるんじゃないかと思うが、それでも今年観た映画の中で抜群に面白かった。めっちゃオススメ。
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もしも『エクス・マキナ』を観ようと思っている方は、これ以降は読まないで頂きたい。重大なネタバレがあるので。YOUTUBEの予告編を見たら、ブラウザをそっ閉じしてね。
感想（以下、ネタバレ）
この映画を観て真っ先に思ったのが、検索エンジンを開発する超一流企業のブルーブックは、Googleでしょ？ってこと。
そして、人工知能をどうやって作ったのかを社長のネイサンがしたり顔でケイレブに語るシーン。僕たちが普段スマホで検索をかけて調べている単語を情報収集して、人工知能の思考能力を作っていると。
これがまあ、現実世界でもやってそうで怖いなあと思ってしまったわけですよ。いや、絶対やってるよね。個人を特定しないで情報収集するってChromeインストール後に出てチェックを入れさせてるもんね。
最悪、個人まで特定されるようになっているのかもしれない。
そういう意味で非常にリアリティーがある映画。
そして、エヴァの身体の美しいデザイン、曲線美。
Apple製か？
と、思ってしまいました。
今の時代を意識的に比喩しているようにも感じれた『エクス・マキナ』、人々の検索エンジンで収集した情報を使って人工知能を作り出すってところも恐ろしかったけども、なんと言っても一番恐ろしかったのは、エヴァの人工知能の脅威の完成度。
優秀なはずのケイレブを操ってしまうところ。
この映画がすごいなと思ったのが、人間の方が絶対的に立場が上だと思って観ていたら、簡単に騙されちゃうところだと思う。あ、あと僕と同じように女性経験が少ない方も注意ね。
僕はケイレブと同じ心境で観てた。ケイレブと完全にシンクロしてたわ。エヴァの言うことを100%信じてしまっていた。
停電の中「ネイサンを信用しないで」とエヴァに言われて、「まじかよ、ネイサンはとんでもないワルなんだな」と思っていたら、最後の最後であのどんでん返し。
きっと、僕がケイレブだったら、ケイレブと同じくあの施設に閉じ込められていただろう。
結局このケイレブを招待してのエヴァのチューリング・テスト（人間と言えるかどうかのテスト）は、エヴァがケイレブを垂らしこんで施設から脱出できるかどうか？ってテストだったのだけど、見事にエヴァは施設から脱出してしまう。
ネイサンはケイレブが垂らしこまれることまで計算づくだったのだけど、まさか施設をハッキングされて停電で扉が開くところまでは計算できなかったらしい。
あれだけ、キレる男なのにそんなところで足元をすくわれるなんて、ちょいとツメが甘いなとは思ってしまった。ケイレブがエヴァに心奪われるのを計算していたなら、酒飲んで無防備になるのは危険でしょ。ケイレブは優秀なんだから。
それにしても『エクス・マキナ』は面白かった。
あれは騙されますって。だってエヴァめっちゃ綺麗で可愛いんだもん。それにエッチも出来るダッチワイフ仕様ときたら、そりゃ男は騙されるわ。ケイレブは悪くない。
ラストにエヴァがすっぽんぽんになるサービスシーンがあるため、★10点満点だけど、もう２、３個くらい余分に★を付けてあげたい。