【映画の感想】『呪怨(オリジナルビデオ版)』(2000年、日本)

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パトリックがあまり怖くなかったので立て続けにオリジナルビデオ版の呪怨を観賞。
劇場版よりもオリジナルビデオ版の方が怖いと聞いていたので、観賞前のトイレは欠かさなかった。

1週間後に呪怨2[オリジナルビデオ版]も観ました:
【映画の感想】『呪怨2(オリジナルビデオ版)』(2000年、日本)

オススメ度:★★★★★★★☆☆☆ ★7点

*★10点が満点。点数は管理人の個人的点数です。異論反論は認めます。
*記事内の最後で見出しに”感想(ネタバレ)”と書かれているところでネタバレしています。

 

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どんな映画?

呪怨の原点、記念すべき第1作目のオリジナルビデオ版「呪怨」。

呪怨の家、佐伯家に足を踏み入れた人間を、この世で強い怨念を残して死んだ伽椰子が呪い殺していく話で、オムニバス形式になっている。それぞれの話は時系列がバラバラだが、全ての話は繋がっています。話によっては同時進行しているものも。

10年以上も前の作品で、映像が古く感じること、インディーズによるチープさ、当時あまり有名ではない俳優、女優さんの出演が、怖さに一役買っているように感じました。

 

オススメポイント

霊の登場シーン以外も怖い

日本ホラーの独特の得たいの知れない何かがそこにいる不気味感と、霊の登場シーンのどちらも両立して怖いです。さすが呪怨。しかもただ、怖いだけではなくオムニバスの各話がリンクしています。登場人物の背景、他の登場人物との繋がりを発見する度に佐伯家に吸い込まれる登場人物たちのように話に引き込まれていきます。ストーリーが破綻しているホラー映画が良くありますが、呪恩はストーリーも登場人物もしっかりしているのが良いですね。

人間の歪んだ部分が怖い

呪恩のもう一つ怖いところは、歪んでいる人間の怖さです。伽椰子の小林先生に対するストーカー。俊雄の名前の由来を考えるとぞっとします。小林先生(名前は俊介)の名前と父親の剛雄から俊雄と名づけた事が伽椰子のストーカー日記からわかります。それに対して剛雄が嫉妬に狂っている部分もまた相当に歪んでいて、言動に恐怖します。

 

感想(ネタバレ)

とにかく怖かった。
観終わった後にどっと疲れる映画でした。言い意味で。

あどけない栗山千明

ブレイク前の栗山千明が観れます。ごちそうさまでした。
栗山千明のパートは学校の怪談Gのショートストーリー『片隅』と『4444444444』の話がリンクしているみたいですね。
未見なので、機会があれば見てみたいです。

リンクするオムニバス形式は面白い

目新しい手法ではないけど、各話がリンクするのは前後関係を考えさせてくれたり、想像力を掻き立ててくれて面白いなと思いました。いや、本当は怖いのであまり想像したくはないんですけどね。

剛雄がエグイ

リブート版の「呪怨 -終わりの始まり-」では剛雄に人間味を感じましたが、ビデオ版の剛雄はただの嫉妬に狂った変質者にしか見えません。最後の方で、手に持ったバッグを所かまわず叩きつけるシーンがありますが、中身を考えるとあまりにもエグくて本気で嫌悪感を感じました。

本当に怖いのは静のシーン

呪怨の名シーン、伽椰子の階段降りはメイクのチープさが目立ち、そこまで怖く感じませんでした。

静と動だと、やはり静の方が怖いですね。伽椰子は動かない方が怖いです。

佐伯家の家の中の不穏な空気

小林先生が佐伯家を訪れ、リビングで俊雄に話しかけるシーン、明らかに虐待を思わせる傷だらけの俊雄に対しての問答に違和感を感じましたが時代が違うからでしょうか。今ほど虐待が社会問題になっていないからなかあ、いやでも先生なら必ず聞くはずです。ちょっとそこが腑に落ちませんでした。

ちなみに今回、一番怖かったシーンは小林先生が伽椰子の死体を発見したシーンです。深夜の友人宅で絶叫しました。

 

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