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【映画の感想】『Mr.ビーン 劇場版』(1997年、英・米)

      2017/05/21

だっふんだ!でお馴染みの志村けんの変なおじさん。日本人なら誰もが知る変なおじさんなわけだが、イギリスにも国を代表する変なおじさんがいる。

そのおじさんの名は『Mr.BEAN』

数々の変顔と奇抜な行動でイギリスのお茶の間を笑いの渦に陥れた『Mr.BEN』は、1990年から1995年にかけてイギリスのテレビ番組として放送された。言葉を必要としないビジュアルで笑わせるスタイルのため、その笑いは国境を越え、1997年の映画化とともに世界的にその名をとどろかせることになった『Mr.BEAN』。

実は僕は幼少期にテレビシリーズをほぼリアルタイムで観ていた。

大変に思い入れのある、懐かしきテレビ番組だ。

劇場版も日本の映画館で観た。あれから20年、Amazonプライムで偶然にも『Mr.ビーン 劇場版』を発見したため、久々に、そして改めて観てみることにした。

体は大人、頭は子供という逆コナンなオッサンのハートウォーミングコメディ。

観終わってみて思ったのだが、僕の変顔と体の変な動かし方のルーツはここから来ているのだろう・・・。

オススメ度:★★★★★★★★☆☆ ★8点

*★10点が満点。点数は管理人の個人的点数です。異論反論は認めます。
*記事内の見出しに”(以下、ネタバレ)”と書かれているところからネタバレしています。

 

どんな話なの?

ある日、ジェームズ・マクニール・ホイッスラーの名画『母の肖像』がアメリカのグリアソン美術館で展示されることになる。

グリアソン美術館では『母の肖像』の展示を記念して、大々的に披露式典を行うこととなるのだが、その披露式典で『母の肖像』についての学術的なスピーチが出来る学芸員の派遣を王立国立美術館に依頼する。

王立国立美術館の学芸員たちは、トラブルメーカーのビーン(ローワン・アトキンソン)を追い出すため、博士としてビーンは王立国立美術館に派遣。こうして、ホイッスラーの名画『母の肖像』をめぐってミスタービーンがアメリカのロサンゼルスで数々のトラブルを巻き起こすこととなる・・・。

 

見どころとしては、これまでテレビシリーズでは1話10分程度の短編コメディーだったものが、スケールアップした1時間30分のストーリーとして楽しめるところ。

また、友達もいない、家族もいない、身の回りに親しい人間が1人もいないビーンがグリアソン美術館の学芸員デヴィッド(ピーター・マクニコル)の家族と関わっていくところ。

ミスタービーンは、ビーン演じるローワン・アトキンソンの変顔と尋常ではない体の動き、そして奇抜な行動で笑わせてくれる。ビジュアルで楽しませてくれるため、コメディー部分は最悪言葉がわからなくても問題ない。劇場版の公開によって、世界各国でウケたのも納得だ。

感想(以下、ネタバレ)

ああ、懐かしいwww

ストーリーの細かいところ、劇中のギャグをところどころ忘れていたため噛み締めるように鑑賞した。

1997年の映画ということもあり、どうしてもギャグに古臭さを感じてしまうところもあるのだけど、それでもローワン・アトキンソンの変顔、動き、そしてビーンを取り巻く回りの人たちのリアクションにクスッと笑わずにはいられない。

もともとビーンのテレビシリーズを見る限り、かなり低予算で作られているのがわかる。そしてやっている内容はどうしようもなくしょうもない(良い意味で)。映画でもこの40歳のオッサンが、小学生低学年程度の知能で巻き起こしていくトラブルのしょうもなさは健在で、無駄にスケールだけはアップしているから面白い。

また、映画化されたことによって、ビーン以外にもストーリーを動かすためのキーマンとなる人間が必要となり、そのキャラクター達も魅力的な人物が多い。

中でも良かったのは、言うまでもなくビーンを指名して自宅に泊めることになった学芸員デヴィッド・ラングレー。どこかで見た顔だと思ったら、海外ドラマ『24 -TWENTY FOUR-』のシーズン6にトム・レノックスとして出演しているピーター・マクニコルじゃないですか!!!

知的で腹黒く策略に長け、同僚のカレンを辞任にまで追い込んだトム・レノックスとは打って変わって、今回のデヴィッドは楽天的で明るくお人好しという180度違うキャラクターを演じている。

このデヴィッドがめっちゃ良い。ビーンに振り回され、人生を棒に振りかけたにも関わらず、それでもビーンのことを好きだとのたまう。

 

きっとホモなのだろう

 

そして、もう一人。

空港、遊園地で2度もビーンを捕まえたものの、ビーンの扱いに困り果てる警部(リチャード・ガント)。このコワモテの屈強な警部が取調室でのビーンの奇行を見てビーンと関わるくらいなら「武装ギャングと1人で戦う方がマシ」と吐き捨てるシーンが頭を離れない。

恐らく劇中で最も不幸なキャラクターがこの警部だと思う。

なんたって後半、拳銃で撃たれて搬送される病院の手術室でビーンの手術を受けることになるのだから・・・。

 

映画でのビーンのギャグについては、すでにテレビシリーズでやったギャグがいくつも出てくるため、これまでのテレビシリーズのファンの僕からすれば少しばかり残念に思う。これは当時、劇場で観た時も思ったことだ。新作のギャグが観たかった。

あと、ストーリーについていうと、デイヴィッドの奧さんの変わりっぷりにソファから転げおちそうになった。あんだけビーンのことを嫌っていたのに、あの満面の笑顔はなんなんだ(笑)

そして1番気になるのは、ホイッスラーの名画『母の肖像』の本物とすり替えられたポスターの『母の肖像』。

 

いつか必ずバレる時が来る

 

最後に空港でビーンを見送る時に、腫れ物が落ちたような清々しい顔となっていたデヴィッドだが、問題を先送りにしただけでなにも解決していない。家族の絆は取り戻せたけども、ポスターがバレたら再び家族の絆は崩壊するだろう。

とまあ、コメディー映画にこんなことを言うのは野暮なことかもしれないけど・・・。

 

ストーリーについてはツッコミどころはあるものの、これはコメディーだからと割り切って頭空っぽにして観るのが『Mr.ビーン 劇場版』の正しい鑑賞方法だと思う。

ちなみに今作の続編『Mr.ビーン カンヌで大迷惑!?』が9年後の2007年に公開されている。こちらは今作の劇場版からさらに映画っぽくロードムービーとなっている。

【映画の感想】『Mr.ビーン カンヌで大迷惑?!』(2007年、英・仏・独)

 

最後に、僕の両親にツッコミたい。

幼少の頃、低俗だからという理由でドリフの視聴を禁じられていたのだが、両親はこの『Mr.ビーン』が好きだったようで、幼い僕や兄弟にも見せてくれた。

今だから言わせてもらう。

 

Mr.ビーンも

かなり低俗だぞ

 

 

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