弟の結婚式でサプライズ大失敗!僕はまたやらかしてしまいました①『余興依頼快諾編』

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以前、自分の結婚式での大失敗を、全4部作の大長編として書いた。

過去に書いた僕の結婚式の話:
僕の結婚式での大失敗、一生忘れない涙の結婚式①『役者を辞める編』

もう1年くらい前に書いたのだが、毎日一定量のアクセスがあり、これまでに多くの人に読んでもらえている。個人的にはこんなに読んでもらえるとは思っていなかったのだけど・・・

 

そりゃ、そうだよね

絶対に失敗したくないよね!

 

ってことで、今度は僕が弟の結婚式のサプライズで再びやらかしてしまった、大失敗エピソードを書いてみようかと思う。いやあ、まさか自分のだけでは飽き足らず、人の結婚式でまでやらかしてしまうとは思いもしなかったよ・・・。

ちなみに、弟の結婚式では泣いていません。一応、念のため。

自分の結婚式の逆サプライズで使ったエレアコ

 

きっかけは弟からの余興依頼

僕が弟の結婚式でサプライズをやるきっかけになったのは、結婚式の半年前の正月、実家の大阪に帰った時に「なにか余興をやってくれ」と頼まれたことから。

きっと余興を頼んでくるだろうとは予想していたので、二つ返事で快諾した。弟とは1つ違いの年子で、小さいころは毎日些細なことで大喧嘩をしたが、その分大人になってからは非常に仲が良い。可愛い弟のためだ。頼まれたら受けるしかあるまい。

結婚式を既にやった身として、結婚式が今後の人生においてどれだけ大切な日になるか重々承知している。

今後一生忘れることができない日となり、招待した人達から受けた祝福が、この先二人で生活していく上で大きな励みになる。以前の自分の結婚式の失敗の時にも書いたが、今までお世話になった人達にあれだけの祝福を受けておいて離婚しましたなんて口が裂けても言えない。絶対に裏切れない。どれだけ困難が待ち受けていても二人の力で乗り越えていかなければならないんだと、男として覚悟を決める日になる。

 

絶対に良い結婚式に

しなければなるまい

 

そのため、余興の依頼を受ける前から、余興のフリして絶対にサプライズで弟を泣かせてやろうと考えていた。

 

そう、僕が結婚式で

号泣してしまったようにな

 

 

結婚式のサプライズで大切なこと

ということで、ある程度やることは決めていた。

サプライズをやる上で大切なことが1つある。

それは、『結婚式に集まる人(新郎新婦を含め)全員が楽しめるものであること』

これは絶対条件だ。今まで出席した結婚式の中で1番困っちゃうサプライズや余興のパターンが、特定のメンバー(学校の友人、会社の人たち)だけで盛り上がっちゃう身内ネタみたいなもの。あれ、関係のない人にはドッチラケだから。

自分たちだけ楽しめればいいというエゴ丸出しの余興やサプライズほど寒いものはない。

そもそも結婚式をなんでやるのかを考えていない。結婚式をするってことは、新郎のコミュニティーと新婦のコミュニティーが繋がるということ。

新郎側の招待者たちには新婦がどんな女性なのか?新婦側の招待者たちには新郎がどんな男性なのか?新郎新婦の性格や趣味趣向、人柄が伝わる式にしなければならない。これは結婚式をする側の新郎新婦も考えた方がいい。

今までの経験上、そういう結婚式ほど後で思い返してみて「良い結婚式だったね」と思える。

 

ちなみに僕は自分の結婚式では、僕たちの人柄が伝わるようにと逆サプライズをした。僕もカミさんも舞台役者をしていた過去があり、カミさんは舞台で歌を歌うほど上手かったので、カミさんがボーカル、僕がギターで1曲演奏した。

ユーミンの「やさしさに包まれたなら」を演奏したのだが、僕のギターがボロボロでサビに差し掛かった頃には、カミさんのアカペラになっていた。

 

さて、これらを踏まえた上で、弟の結婚式でやろうと決めたサプライズは・・・・

 

・・・

・・・

・・・

 

家族全員で弟に歌を送る!

 

超普通!!!超オーソドックス!!!!

僕も心の底からそう思ってる。でもこのサプライズのミソは家族全員で歌を送るということ。

僕の家族は親父、お袋、6つ下の妹、そして結婚する弟。お袋はピアノが出来て、僕はギターが弾ける(自分の結婚式で散々な目に遭ったが・・・)。そして、親父と妹が歌えば、出来上がりだ!!

今まで家族で歌うことなんてなかったから、きっと4人でやったら弟は泣いて喜ぶだろう。きっと僕らの気持ちが存分に伝わるだろうと確信していた。

正月に弟に余興依頼を受けてすぐにお袋にこの案を相談したところ、大喜びで賛同、参加してくれることになった。妹もかなり乗り気。

 

これはイケる!!

 

そう思ったのだが、残りの1人が乗り気になってくれるか怪しかった。以前に書いたかもしれないが、昭和の頑固オヤジみたいな親父が素直に歌ってくれるどうか・・・ここが最大の難関だった。

きっと僕では引き受けてくれないだろうと踏んでお袋からお願いするようにお願いして実家から帰ってきた。

これまで30年以上もの結婚生活で、ずっと支えてきたお袋からの頼みなら、きっと恥ずかしがり屋の昭和の頑固オヤジも折れてくれるだろう。

 

歌う曲の選曲、弟にふさわしい歌を!

実家から帰ってきてから、すぐに取りかかったのが選曲だった。

お袋は幼いころからピアノを習っていたのでだいたいどんな曲でもいけそうで、僕もギタリストの強い味方であるカポタストさえあれば、半年間の練習期間があればいけるだろう。

そのため、歌詞とメロディーが最も弟に会う、サプライズで歌って、弟にとって今後の人生の励みになるような曲にしようということでお袋と電話でやり取りしながら、いくつかの曲をピックアップしていった。

そして決めた曲は・・・

 

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ゆずの

『栄光の架橋』

 

2004年のアテネオリンピックで公式テーマソングとして起用された曲で、結婚式に出席する人たちもみんな知っているだろう。

『悲しいことやつらいことがあったけど、頑張ってここまで辿り着けた。ここからは前を向いて進もう、希望に向かって頑張ろう。』という最高の応援歌になっている。

 

さすがオリンピック

公式テーマソングだ

 

そして翌日、『栄光の架橋』のコード譜を買いに行った日の夜にお袋からまた電話がかかってきた。

 

僕『あ、もしもし。楽譜買ってきたよ』

袋『どう?弾けそう?』

僕『半年もあれば大丈夫だよ』

袋『あのさ、歌の件なんだけどさ・・・』

僕『うん、ピアノ難しいの?』

袋『そうじゃなくて・・・

 

・・・

・・・

・・・

 

袋:『お父さん歌わないって・・・』

 

・・・

・・・

・・・

 

僕:  驚愕の事実

 

(次回へ続く)→ 弟の結婚式でサプライズ大失敗!僕はまたやらかしてしまいました②『計画内容変更編』

 

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