ここまでの3回のレッスンでエレキギターの基本的な演奏テクニックを教えてもらい、ついに今回から課題曲の練習に入りました。
前回のレッスン:
レッスン3回目:基礎練習総仕上げ!リズム、ミュート、ピッキングを体に刻み込め!【シアーミュージック/エレキギター】
今までに教わったテクニックをざっと挙げると以下になります。
・リズム(4分音符、8分音符)
・ピックの持ち方と弦の弾き方
・ネックの握り方(シェイクハンドとクラシックハンド)
・単音弾きでドレミファソラシド
・ミュートする時の左手と右手の使い方
てか、挙げてみると基本的な演奏テクニックでもなんでもないですな。
ギター弾く上での
基本中の基本です
ギター歴は以前書いた通りそこそこあるんだけど、客観的に自分の腕前は初心者に毛が生えた程度だと思っている。
ここからさらに上達するには、やっぱり基本がきちんと出来ていた方が良いんじゃないか?独学でずっとやってきたけど、ギターを弾く上で重要なポイントを見落としているんじゃないか?
そう考えて、家から通えるシアーミュージックに入会してみたんだけど、僕の考えは大当たりだったようです。
今まで
ミュート難しいから
逃げ続けてたもん
ってことで、これまでの3回のレッスンでダメなところがあったらビシバシ指摘ください!と先生に伝えて、指導していただいた結果、だいぶミュートが右手になじんできた気がする。
そろそろ基礎練を切り上げて、なにか曲をやりましょうと先生に言ってもらえたので、今回からは曲の練習に入りました。
それでは今回のレッスンレポートを書いていきやす。
目次
課題曲決定!
前回、課題曲について先生から「なにか弾きたい曲があったら言ってね。なければ私が用意しますね」って言われてた。
自分でコレ!という課題曲を持っていくのがいいのか、それとも先生に用意してもらった曲をやるのがいいのか、結構迷いました。
以前から「基本的なテクニックをきちんと学びたい」とレッスンに対する僕の要望を伝えているので、たぶん先生はその要望に沿った課題曲をチョイスしてくれるはず。
だけど、せっかく1曲教えてもらって弾くなら・・・
自分の好きな曲を
選んで弾きたい!
ってなわけで、以下の2曲のどっちかを弾きたいと先生に相談してみた。
・カルマ (BUMP OF CHICKEN)
・GLAMOROUS SKY (中島美嘉)
どちらも僕が学生の時に大変に流行った曲で、楽しかった学生時代の思い出が蘇り、テンションの上がる元気が出る曲である。
カルマはプレステ2のゲーム「テイルズオブアビス」のテーマ曲で、GLAMOROUS SKY は少女漫画「NANA」の実写映画の主題歌だったはず。
先生に相談した結果、カルマはテンポが超早いのと単純に難しいので、グラマラススカイにしましょうと消去法でグラマラススカイに決定。
(※英字打つのがしんどいので、以降はグラマラススカイと書きます)
NANAの少女漫画とは思えないハードなストーリーについて、先生と会話を交わした後、さっそくイントロの練習を開始した。(てか、NANAって完結したんだっけ?悲劇的なラストを匂わせる独白は記憶に残ってるんだけど、20巻くらいまで読んでその後どうなったかわからんぬ)
パワーコードとはなんぞや?
まず、このグラマラススカイはバンドスコアを見る限り、最初から最後までパワーコードのオンパレードの曲。
ここで先生からパワーコードとはなんなのか?というところから教えてもらう。
Tab譜の上のところに E とか A とか C#m なんて風にコードが載っているけど、例えば E だと指板を以下のように押さえる。
グラマラススカイのイントロの始めは Eコード。先生に上図の E コード の押さえ方を教えてもらって、実際に鳴らしてみる。
1弦から5弦を鳴らして5つの音の和音になっているんだけど、これだと音は綺麗だけど賑やかすぎる。グラマラススカイのようなロックな曲にこんなにたくさん音はいらないとのこと。
余分な音を消すために1弦から3弦までの音を鳴らさないようにして、下図のように押さえるよう指示され弾いてみる。
たしかにこっちの方がスッキリしてて、ロックっぽい。
押さえるのは
たった2音だけ
これが初心者の味方
僕らのパワーコード
5弦7フレットの E(ミ) の音がルート音(主役の音)で、ルート音から5度の位置の B(シ)の2音で Eのパワーコードは出来ています。
パワーコードは、ルート音とルートから5度の位置の音の2音で出来ている、という決まりがあります。
指板上で人差し指と薬指を使って2つだけ押さえればいいだけだから、パワーコードは初心者のためのものって思ってた・・・。
元となるコードがあって、それをロックに合わせて音を省いたのがパワーコードってことを初めて知りました。なるほど・・・そうだったんか。
で、イントロの Eのパワーコードくらいなら余裕だぜ!って息巻いていると、先生がEのパワーコードはこれで弾いてねって、3弦9フレットの1音が追加された下図で弾くよう指示される。
3弦9フレットの1音は E(ミ)。ルート音である5弦7フレットと同じ E(ミ)が追加されたことになる。これをオクターブと言うそうで、確かに弾いてみると音に広がりが出るというか、シンプルだった2音よりも音が豊かになった感じ?がする。
1音追加されたって余裕だぜーっ!って、4弦9フレットを押さえる薬指を寝かせて3弦9フレットも押さえて弾こうとしたら先生からさらなる指示が入る。
3弦9フレットは
小指使ってください
実際にやってみるとこう。
薬指と小指がとっても窮屈で、弾きにくい。
薬指一本で3弦、4弦を押さえたらダメなんですか?と聞いたところ、「それで3弦、4弦が綺麗に押さえられるならいいけど、2弦、5弦をしっかりミュート出来ますか?一応、理想形を教えてるので今回はこれでやってみてください」に言われたでござる。
小指の練習だと思ってここは先生の言う通りにやり切ることに決めた。(ちゃんと弾けたら薬指1本の方が楽なので、そっちに変えてしまおう)
そういや、パワーコードって初心者用の簡単な押さえ方と思いきや、ミュートまでやることを考えると、Fコードのような6弦から1弦まですべての弦を押さえるバレーコードが弾けるレベルでないといけないのよね。
上の写真では人差し指を駆使して、5弦を押さえるついでに6弦に人差し指の先っちょを触れさせて、1弦から3弦は人差し指の腹で触れています。
バレーコードは一応クリアしていて、先生にちゃんとコード押さえられてますねー。って褒められたので嬉しかった。
ブリッジミュートでズクズク鳴らせ!
で、このグラマラススカイのイントロ、単純にパワーコードを弾くだけではダメで、タブ譜の上に "M" って書かれてる。
これはブリッジミュートで、軽くミュートをかけてズクズクと音を鳴らすやつなんだと教えてもらう。
実際のところ、今回教わったパワーコードとブリッジミュートはどちらも知っていて、パワーコードはだいたい弾けるんだけど、このブリッジミュートってのが自分でやってみても出来てるのかどうかよくわかっていなかった。
先生に教わったブリッジミュートはこうだ。
まず、ギターのブリッジ部分から少しだけフレット側に右手を触れさせて弦を弾けばブリッジミュートがかかるとのこと。
右手の触れる部分は、手のひらの付け根の左側の部分を使う。ネットとかで調べると右手小指側の側面とかを使うと書いているサイトとかあるけど、側面を触れさせるとピッキングがしにくくなるらしい。ブリッジミュートを弾く時に手の甲は正面に向いていることが理想なので、下の写真の白枠の部分を使う。
ブリッジミュートする時もピックは弦に垂直に当たるように持つ。
正面から見ると、こんな感じでちゃんと手の甲が正面のほうを向いていればオーケー。
あとは、何度も練習して右手の触れる部分を調整しながらズクズク鳴る場所を見つけて、体に叩き込めばよさそう。
ブリッジミュートを教えてもらった後に何度か弾いてみたけど、ズクズク鳴ってるとこと鳴っていないところがあってあんまり綺麗に弾けず。右手の力加減がよくわかんないです。上手く弾くコツはありますか?って先生に質問してブリッジミュートのコツを教えてもらった。
・右手に力加減は必要なくて、ただ置くだけでいい。
・右手の置く位置によってブリッジミュートのかかり具合を調整する
・右手の置く位置がブリッジに近いほどミュートが弱くなり、遠すぎると完全なミュートになる
・弾く弦すべてに均等に右手を置かないと音が揃わなくなる
・弾かない弦に右手を触れさせる必要はない
・とにかく何度も弾いて感覚をつかむ
パワーコードとブリッジミュートを教えてもらって、イントロを少しだけ弾いたところで今回のレッスンは終了。
ブリッジミュートはエレキギターの基本テクニックと言っていいほど、頻繁にバンドスコアに出てくるので、今回教えてもらえて非常に有意義なレッスンだった。
イントロで使うコードと押さえ方はわかったので、とにかく次のレッスンまでに練習して、イントロ部分を弾けるようにしてこよう。
今回のダメ出しメモ
・テンポが早い。もっとゆっくり弾いた方がいい
・クラシックハンドの時はネック裏の真ん中に親指を置きましょう
・パワーコードを押さえる左手の指の真ん中の位置に親指を置きましょう
・とにかくミュートして、人差し指超大事
次のレッスン:
レッスン5回目:課題曲のAメロクリア!Bメロのスライドで思いきりつまずく【シアーミュージック/エレキギター】
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