【Androidアプリ開発 vol.12】完成したAndroidアプリをGooglePlayストアで公開する手順①

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苦戦の末、アプリのアイコンも作ってついに完成した割勘計算アプリ。あとはGooglePlayストアに登録するだけ!

これで全世界にこの割勘計算アプリを配信できる!!日本語にしか対応してないけど、日本好きな外国人もいるからたぶん大丈夫!!

前回:【Androidアプリ開発 vol.11】Adaptive Icon対応(API26以降)のアプリアイコンを作れ!

ここまでJavaもよくわかっていない初心者がAndroidStudioをインストールして、開発環境を構築して、割勘計算アプリを作ってきたわけですが、ついにアプリをリリースするとこまで漕ぎ着けました。ついに最終章突入です。

Androidアプリリリースの下準備

 

Androidアプリ リリースまでの大まかな流れ

アプリリリースまでの大まかな流れは以下の3ステップです。

①Google Play デベロッパー アカウントの作成

Google Play Consoleにアクセスして開発者用のアカウントを作成します。

Google Play Consoleとはアプリをリリースしたり、リリースしたアプリの状態を確認するための管理画面みたいなものです。アカウントを作成するためにはGmailアカウントが必要になります。既に使用しているGmailアカウントでも構いませんが、僕の場合はアプリ開発用に新しく作りました。

Google Play Consoleのアプリ管理画面

 

また、デベロッパーアカウントの作成には登録料が25ドルかかり、クレジットカードの登録が必要です。2018年8月17日時点で日本円で2867円かかりました。

クレジットカードにはデビットカードも使えるようで、僕はジャパンネット銀行のVISAデビットカードで登録をしました。

ちなみにこの登録料は、デベロッパーアカウント作成時に1回払うだけでOKです。Appleに比べたらかなり良心的です(笑)

 

 

②リリース版 .apkファイルの作成

Google Play Consoleにアップロードするための .apkファイルを作成します。また、この .apkファイル作成時に誰がこのアプリを作成したのかを識別するための署名を行う為、Key store ファイル(アプリ作成者を識別するためのファイル)の作成を行います。

リリース版.apkとKey storeファイル

 

 

③Google Play Consoleに作成したアプリを登録

Google Play Consoleのアカウントとリリース版.apkファイルの準備が出来たら、Google Play Console画面で作成したアプリ、各種作成したアプリの画像ファイル(アイコン、ヘッダー画像など)をアップロードし、アプリの説明文や価格設定、レーティングのアンケートを入力していき、リリースまで持って行きます。

その際、作成したアプリの画像が準備する必要があります。

「縦横512pxの高解像度アイコン画像」と「縦500px、横1024pxのヘッダー画像」が必要になります。アプリ登録時に取り扱える画像については以下のGoogle Play Console ヘルプに詳しく書かれているので、一読しておくとよいです。

画像アセット、スクリーンショット、動画 - Play Console ヘルプ

 

 

さて。

それでは今回は、GooglePlayストアに作成したアプリを申請する前の下準備として、「①GooglePlayデベロッパーアカウントの作成」と「②リリース版 .apkファイルの作成」手順を書いていきます。

長くなるので「③Google Play Consoleに作成したアプリを登録」についてが次回書くことにします。

 

 

Google Play デベロッパー アカウントの作成

Google Play デベロッパー アカウントの作成は以下から。

Google Play Console

初めてGoogle Play Consoleにアクセスした場合、以下のデベロッパーアカウント登録画面が表示されるはずです。

GooglePlayデベロッパーConsole登録画面

 

スクリーンショットからもわかるように、デベロッパーアカウント作成の流れは、

①Googleアカウントでログイン

②デベロッパー契約に同意

③登録料の支払い

④アカウントの詳細の入力

となっています。

 

今現在ログインしているGoogleアカウントを使うか、他のアカウントを使いたい場合は[別のアカウントでログイン]、もしくは[新しいGOOGLEアカウントを作成]を選択してGoogleアカウントにログインします。

そして[デベロッパー契約に同意]にチェックボックスにチェックを入れて[支払いに進む]ボタンをクリックします。

デベロッパー契約に同意する

 

 

支払い画面が表示されるので、クレジットカードの番号、有効年月、カード裏のセキュリティーコード、名義を入力後、請求先の住所欄に郵便番号を入力して[支払う]ボタンをクリックします。

クレジットカードの登録

 

 

支払いが完了すると以下のメッセージが表示されます。

デベロッパー登録時の支払い完了

 

 

クレジットカードでの支払いが済んだら、あとはデベロッパー情報を入力していきます。必須項目であるデベロッパー名メールアドレス電話番号を入力します。

デベロッパー情報の登録

 

※電話番号は国番号付きで入力する必要があります。もしも頭が "090" は "+8190" と入力して後ろの番号を続けて入力します。

 

デベロッパー情報入力欄の下部画面に進むと、[メールサービスの設定]で2つの項目があります。ここは任意のようですが、はじめのうちは両方ともチェックを入れておいていいかと思います。任意でチェックを入れた後、[登録を終了]ボタンをタップします。

デベロッパー登録の完了

 

 

これでデベロッパーアカウントの作成は完了です。

以下の管理画面が表示されるはずです。

GooglePlayデベロッパーConsole画面

 

 

apkファイルの作成

さて、次はGoogle Play Consoleにアップロードするためのリリース版のapkファイルをAndroidStudioで作成します。

作成したアプリのプロジェクトを開いてメニューバーの[Build]→[Generate Signed APK...]をクリックします。

Generate Signed APK

 

 

Moduleが[app]になっていることを確認して[Next]ボタンをクリックします。

Generate Signed APK Module

 

 

ここでKey store ファイルの作成を行います。

初めてAndroidStudioでリリース版.apkを作る場合は[Create new...]ボタンをクリックします。

Key store ファイルの新規作成

 

 

Key store ファイルの作成に必要な情報を入力していき、すべて入力したら[OK]ボタンをクリックします。

Key store ファイルに登録する情報

 

Key store path: Key store ファイルを保存するフォルダを選択して、○○○.jksとファイル名まで入力しておきます
Password: パスワードを入力します
Confirm: 上記パスワードを入力します(確認用)
Alias: 任意の名前を入力します
Password:(Key) パスワードを入力します
Confirm:(Key) 上記パスワードを入力します(確認用)
Certificate Certificate内にある以下の項目のうち、どれか1つ入力しておけばOKです
 First and Last Name: 氏名
 Organizational Unit: 部門名
 Organization: 組織名
 City or Locality: 都市/地域名
 State or Province: 州/県名
 Country Code(XX): 国コード(日本はJP)

 

 

[Next]ボタンをクリックします。

Generate Signed APK Next

 

 

ここで[Build Type:]が "release" になっていることを確認し、[Sigunature Versions:]のV1、V2の両方にチェックをいれて[Finish]ボタンをクリックします。

Generate Signed APK Finish

 

※[APK Destination Folder:]に表示されている場所にリリース版 .apkファイルが作成されます

 

 

AndroidStudio画面の右下に以下のダイヤログが表示されたら、Key store ファイルの作成、リリース版 .apkファイルの作成が完了です。

リリース版APKの作成完了

 

 

Key store ファイル作成時に指定した場所にKey store ファイルが作成されていますね。

作成したKey store ファイル

 

 

[APK Destination Folder:]に表示されていた場所の[release]フォルダ内にリリース版 .apkファイルが作成されます。

作成したリリース版apkファイル

 

 

お疲れさまでした!

これでアプリをリリースするための管理画面であるGoogle Play Console のアカウントとリリース用の.apkファイルが準備できました。

あとは、「縦横512pxの高解像度アイコン画像」と「縦500px、横1024pxのヘッダー画像」を用意してGoogle Play Consoleにアプリを登録するだけです。

Google Play Consoleへの登録手順については次回書いていくことにします。

 

(つづく)

次回:【Androidアプリ開発 vol.13】完成したAndroidアプリをGooglePlayストアで公開する手順②

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