レスポールタイプのピックアップセレクタースイッチ(トグルスイッチ)の接触不良を自力で修理してみた

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愛用していたギター Burny RLG-95 のピックアップセレクタースイッチ(トグルスイッチ)が接触不良でフロントピックアップの音が出なくなってしまいました。

スイッチでフロントピックアップに切り替えても音が出ず、スイッチを切り替えるときに若干ノイズのような音も聞こえてくるといった症状でございます。

基本的にリアピックアップを使いまくってるので、フロントピックアップが使えなくなってもそこまで支障はないのですが、不具合のある状態で使っているのは精神衛生上あまりよろしくない。

さんざんリペアショップに持っていくか悩んだ挙句、自力で修理してみることにしたんで、備忘録として修理した手順を書き記しておきます。

 

 

ピックアップセレクター(トグルスイッチ)の故障の原因

冒頭に書いた症状でネットで検索しまくった結果、おそらくピックアップセレクターのスイッチで切り替えた時に接触する部分で接触不良を起こしているのだと推測しました。

もう4年も使っているのでおそらく金属部分が消耗した、もしくは腐敗したのでしょう。これはしかたない。

修理するにはピックアップセレクターをまるごと交換してあげるしかありません。

↑修理で取り出したピックアップセレクター

 

 

修理に必要なもの

ピックアップセレクターの交換をするとなると必要なものは以下の通り。

◆工具類

工具類で必要になるのは以下の3つ。

トグルスイッチ用レンチ(マルチスパナ)
 ⇒ ピックアップセレクターを取り外す時、フロントのリングをはずすのに必要

 

プラスドライバー
 ⇒ ギター本体裏側の蓋をはずすのに必要

はんだこて&はんだ
 ⇒ ピックアップセレクターがはんだづけされているので、取り外す時に必要になる

 

 

◆新しいピックアップセレクター

・僕が購入したのは、Amazonの「Musiclily 3 Way ミリ規格トグルスイッチ ショートタイプ レスポールギター用、ガンブラック」。

ギター本体フロントから見えるリング部分がシルバー、ガンブラック、ブラック、ゴールドと選べて、ノブは白(クリーム)と黒の2つが付いてくるのが嬉しかったっす。

※ピックアップセレクターは形状にいくつか種類があるので、実際にギター本体の裏蓋を開けて確認してから購入しましょう。

 

 

ピックアップセレクター(トグルスイッチ)の交換手順

それじゃ、ピックアップセレクター交換の手順を順を追って書いていきます。

①まずギター本体のフロントのリングをマルチスパナで回して、リングとワッシャーを取り外します。

マルチスパナでピックアップセレクターを取り外す

 

 

②ギター本体の裏側、ピックアップセレクターのある部分の裏蓋をプラスドライバーを使って外します。ねじ穴がつぶれないように注意です。しっかりねじ穴にプラスドライバが噛んでいることを確認して回します。

プラスドライバーでレスポールタイプギターの裏蓋を取り外す

 

 

裏蓋を外すとピックアップセレクターが姿を現します。

 

 

ピックアップセレクターはケーブルがつながっているので、断線させないようにゆっくりと優しく取り出します。

取り出したら、以下の写真のように4箇所がはんだづけされているはずです。この4箇所はんだづけされている部分をはんだごてで熱して切断しています。

※外した後に同じように新しいピックアップセレクターを取り付けるので、写真を撮るなり必ずどの色のコードがどこと繋がっているのかをメモしておいてください。

ピックアップセレクター(トグルスイッチ)の配線

 

 

ピックアップセレクターとケーブルの結合部分にはんだごてを当てて、はんだが溶けたら素早くケーブルをはずしていきます。

 

 

無事取り外せた接触不良のピックアップセレクター。

 

 

新しいピックアップセレクターを取り外したピックアップセレクターと同じ配線ではんだづけをします。

僕の場合、ここが一番大変だったところで、上手いことはんだがくっついてくれずに何度かやり直ししました。(写真撮ってる余裕がないほど苦戦しました)

 

はんだづけがが終わったら、裏蓋を元にもどします。

 

 

ギター本体のフロントに、ワッシャーとリングを取り付けて、これで元通り。最後にアップにつなげてフロント、センター、リアにスイッチを切り替えて音が出ることを確認して修理完了です。無事に音が出て、スイッチの切り替え時のノイズもなくなりました!

 

 

自力でピックアップセレクターを交換してみて・・・

意外と素人でも出来るもんですね・・・。この達成感、プライスレス!です。

ただ、ピックアップセレクターを外す時はそれほどでもなかったのですが、新しいのを取り付けるのには結構苦労しました。

手先の器用さが人並み以下で自信がないという場合は、ギター工房などに修理に出すのも一つの手かなとは思いました。

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