【映画の感想】『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』(2015年、アメリカ)

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今夏の超大作映画、アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロンをTSUTAYAでレンタル!
ホントは映画館で観たかったのだけど、なんだかんだで観に行けずレンタル開始を心待ちにしておりました。
ルンルン気分で帰宅してDVDをデッキにセット、電源オン!!!!

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観終わって絶句した。

オススメ度:★★★★☆☆☆☆☆☆ ★4点

*★10点が満点。点数は管理人の個人的点数です。異論反論は認めます。
*記事内の見出しに”(以下、ネタバレ)”と書かれているところからネタバレしています。

 

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あらすじ

前作でも出てきたロキの杖に付いている石が人工知能だと言うことが判明し、スタークはその人工知能を使って世界を守ろうとする。

だが、しかしである。

人口知能が暴走し、逆に人類の敵になってしまい、スタークの大失敗の尻拭いのためにアベンジャーズは、命を懸けて死闘をくり広げる。

 

壮大なる自作自演(以下、ネタバレ)

この映画を観て、いったいヒーローとはなんなのか?を考えさせる。
人によってヒーローに対するイメージ、定義には違いがあるだろうが、今回のアベンジャーズはそのイメージ、定義からは大きく外れているように思う。少なくとも僕のイメージからはかけ離れている。

今回はなんとアベンジャーズの一員であるスタークが敵を生み出し、一般市民は甚大な被害を受ける。
さらに敵の術中にハマりハルクが暴走し、それを止めるためにハルク並みに巨大化したアイアンマンとハルクの大迫力の喧嘩バトルを街の大破壊とともに見せてたけてくれる。

スタークが全ての原因を作った元凶だと市民が知ったら、確実にアベンジャーズはそっぽを向かれると思う。
と、言うかアメリカ人はこの映画観てどう思っているんだろう?

アベンジャーズが日本で同じ事やらかしたら、たとえ引きちぎられてエレベーターに乗っている人を落下から救ったとしても、旭化成並みにフルボッコにされるのは間違いない。
いや、それ以上に叩かれるわ。

 

とにかく話が複雑でわかりにくい上に解決しない

恐らくアベンジャーズに登場するそれぞれのキャラクターの映画観ろということなのだろうけど、出てくるキャラも多ければそれぞれの作品の設定も引っ張り出してきていて、唐突すぎて???なところが多い。

映画は1本で1作品。他シリーズの設定を盛り込む事は構わないが、1本の映画として理解できるように説明をするなり、回想を挟むなりしてすんなり飲み込めるようにしてほしい。

1作目のアベンジャーズを観ているにも関わらず、話に半分ついていけなかったです。

マイティ・ソーの石の話、ウルトロンがなぜ自我を持ったのか?スカーレット・ヨハンソンをなぜ連れ去ったのか?人間ではないソーがなぜワンダの幻覚にやられたのか?

ソー、あんた神だろ!!!

その他にもまだまだたくさんありますが、その中でも特に気になったのが、ウルトロンから奪った特殊金属?で作られているボディーにジャビスを入れて生まれた顔の赤い男。

「私はジャビスでもウルトロンでもない」って、いやいや、じゃあ、あんた誰?

よくわからないまま、アベンジャーズと共にウルトロンと闘ってくれるけど、味方なのか敵なのかよくわからない。

結局、最後の最後までこの人が誰なのかまったくわからない。人工知能の悪がウルトロンなら、この人は人口知能の善の方なのか?・・・わか・・ら・・・ない・・・・。

モヤモヤした気持ちでエンドロールを観ることになる人がいったいどれだけいるのだろうか気になる。

 

アベンジャーズである意味があるのか?

たしかに、冒頭のロキの杖を奪還するために奇襲するシーンのアベンジャーズ全員がスクリーンに収まるストップモーションはカッコ良かった。だって、こんなストーリーだとは知らずに期待に胸が高鳴っていたから。

劇中に何度も出てくる「団結」「力を合わせて」「チームだから」

前作もそうだったけど、彼らたいして団結していません。
たまにみんなでキャプテン・アメリカの盾を投げたり、ソーがキャプテン・アメリカの盾をハンマーで叩いて衝撃波で敵を倒したりしますが、ほとんどのシーンはこういった連携なしで、個々で敵を倒しているように感じました。

前作のアベンジャーズはそれぞれの映画の主人公のヒーローが一堂に会するということで、目新しさもあり、またストーリーが宇宙からやってきた侵略者をぶっ倒すというわかりやすいものでした。

チームリーダーのキャプテン・アメリカがチームをまとめきれず、それぞれが個々に好き勝手戦っても目を瞑れる面白さがありましたが、今回はさすがに目を瞑れませんでした。

確かにアクションシーンはCGをふんだんに使っていて迫力もあります。さすが1流のハリウッド映画だと思うほど素晴らしいと思います。でも前作とやっていることが同じで「おっ!」と思えるような目新しさがない。そこが非常に惜しく感じます。

 

この映画のテーマとは?

宇宙からの侵略者への対抗策はこの映画の一つのテーマだったはず。
このテーマに対する答えはなにも提示されずに、ウルトロンを作ってしまった尻ぬぐいの戦いをして終わった。
まさかとは思うが、あれだけ皆バラバラに好き勝手戦い、街をまるごと1つ木っ端微塵にしておいて、宇宙からの侵略者への対抗策は「皆で一致団結して戦うこと」と言うのであれば、さすがにズッコケる。ズッコケ6人組である。

アベンジャーズは続編が決定していて、次はスパイダーマンも参戦するとのことなので、次回に是非とも期待したい。
散々文句を書きましたが、なんだかんだでこういう大作には期待してしまうんですよね。少し厳しめの感想になりました。

 

続編に期待!!

と、アベンジャーズ3よりも先に来年2016年5月には「キャプテン・アメリカ」の3作目が公開されるみたいですね。
その名も「キャプテン・アメリカ / シビル・ウォー
なんとキャプテンとアイアンマンが戦っています。

予告編が公開されていますね。

ちょっと!!これは映画館で観たい!!!
来年の5月を楽しみにするとします。

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2016年5月4日追記
『シビルウォー / キャプテン・アメリカ』を劇場で観てきました!

【新作映画の感想】シビル・ウォー / キャプテン・アメリカ

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さて、最後に今回感想を書いた「アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン」をわかりやすくひと言で言い表している、今僕のハマっているゲームのワンシーンを紹介して感想を〆させていただきます。

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アーロン:力を持つと使わずには いられない
- FINAL FANTASY X HD Remaster (PS Vita) - より

 

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