エレキギター(レスポールタイプ)の弦交換と指板のお手入れ!くねおのやり方と使っているものを解説!

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ギターの弦を交換する時、初心者の頃はいつもペグに巻く弦にどれくらいの余裕を持たせればいいのか悩んでいました。どーも、くねおです。

レスポールタイプの『Burny RLG-95』を買ってから4年目に突入。これまでに何度か新しい弦に張り替えてきたので、自分なりに手法が確立してきました。

今回は僕が普段やっている弦交換と指板のお手入れについて書いていこうと思います。

気をつけていることや、冒頭の疑問の「どんくらい弦に余裕を持たせてペグに巻きつけるのか?」についても手順に沿って書いておきます。

レスポールタイプのギターの弦交換

 

 

弦を張り替えるなら指板も掃除しよう!

さて、今回1番言いたいのはこれです。

 

 

せっかく弦交換するなら

指板を綺麗にしようぜ!

 

 

指板は弾く時に指が接触するところなので、なんだかんだで結構汚れています。普段弦が張ってある状態だと思うように指板の掃除が出来ません。弦交換の時に弦を全部外したら、ここぞとばかりに指板のお手入れをしちゃいます。

なので、後述する弦交換の手順の中に指板を掃除する手順も織り交ぜて解説します。

ギター指板のメンテナンス

 

 

弦交換の頻度ってどれくらい?

ところで、だいたい弦ってどんくらいの頻度で交換しています?

使っている弦や普段どれくらいギターを弾いているかによっても変わってくるとは思いますが、僕の場合は 半年に1回 です。

使用している弦は『Elixir(エリクサー』です。この弦はコーティングされていて非常に長持ちするので、ちょいとお値段が張りますが、その分長く使えて煩わしい弦交換を減らせるので結果的にはお得です。

 

 

別に弦交換なんて屁でもねえ。安さこそ正義!って場合は、『D'Addario(ダダリオ)』の弦がオススメです。僕も昔使ってました。

ただ、この弦はコーティングされていないので、2か月くらいしたら弦交換することになります。なので、やっぱりエリクサーの方がコスパがいいと僕は思っています。

 

 

弦交換と指板のお手入れに必要なもの

そんじゃ、そろそろ弦交換と指板のお手入れの手順を書いていこうと思いますが、その前に。

必要なものを紹介します。

弦交換とクリーニングに必要なギターメンテナンスグッズ

 

弦交換に必要なもの

・新しい弦
・ニッパー

言わずもがな張替え用の新しい弦が必要ですね。上述しているように『Elixir(エリクサー)』に張り替えます。

また弦を切る時に使うニッパーが必要です。写真にあるニッパーはペグを回すのが楽チンになるストリングワインダーが付いているものですが、ただのニッパーでも問題ありません。

 

指板のお手入れに必要なもの

・クリーナー
・レモンオイル
・グロス(クリーナー用)
・グロス(空拭き用)
・綿棒

上から順番に、指板の汚れを落とすためのクリーナー、指板を保湿するためのレモンオイル、クリーナーとレモンオイルを指板に使う時に必要なグロス(クリーナー用)、あと簡単なボディーの掃除や仕上げに使うための空拭き用のグロスと綿棒を用意します。

※ちなみにグロスは2つとも同じものです。使う用途を分けているだけです。

あと、作業するときにギターを寝かせることになりますが、レスポールタイプのギターだとネックが沿っているので、下の写真のようにネック部分になにかしら台座を置いてあげないといけませんね。ネットとかで探したら専用の台座があるみたいですが、僕はギグケースを台座にして作業しています。ネックを傷つけないやわらかいものである程度高さがあればなんでもいいです。

弦交換時にギターフレットを置く台がわりのギグケース

 

 

くねおが使っている指板クリーナー

くねおが使っているレモンオイル

 

弦交換と指板のお手入れの手順

では、いよいよ弦交換のやり方を順を追って説明していきます。

 

1:弦を外す

まずは今張っている弦を外す手順です。

ペグを下の写真の赤矢印の方向に回して弦を緩めていきます。

ギター弦の外し方①

 

 

ピックアップと弦の間に手を入れれるくらい緩ませればオーケーです。

ギター弦の外し方②

 

 

弦を十分に緩ませたら、ニッパーで弦を6本とも切断します。

ギター弦の外し方③

 

 

※絶対に弦を緩めてから切ってください。

 

緩めずに切ったら

思わぬ弦の反撃を受けます

クソ痛いです

 

 

こんな感じに弦を6本とも切れればオーケーです。

ギター弦の外し方④

 

 

弦を切ったら、テールピースから弦を6本とも引っこ抜きましょう。

ギター弦の外し方⑤

 

 

今度はヘッド側のペグに巻きついた弦を外します。弦を外すときは慎重にゆっくり外しましょう。

ギター弦の外し方⑥

 

 

6弦とも外せたら、弦の取り外しは終了です。お疲れ様でした。

外した弦は下の写真のように丸めて、新しい弦の箱とかに入れて捨てちゃうのがオススメです。ゴミ袋から弦が飛び出したりすると危険なので、捨てる時は裸で捨てないようにしましょう。

ギター弦の外し方⑦

 

 

弦をナメたらいけません

1弦とか細い弦だと

指に刺さります

クソ痛いです

 

 

2:簡単なクリーニングをする

弦をすべて取り外したら、まずはグロス(空拭き用)で簡単にボディー全体を空拭きします。普段弦が邪魔で拭こうと思わないピックアップも空拭きします。ついでにテールピースやブリッジさんかも。

ギターのボディーを乾拭きする

 

 

レスポールタイプの場合は、ピックガードが浮いているので、こういった隙間の部分にもホコリが溜まっています。綿棒でホコリをかき出します。

ギターの普段掃除できないところを綺麗にする

 

 

ね?めっちゃ汚いでしょ?僕だけでしょうか。

ホコリの付いた綿棒

 

 

あとはヘッド部分も普段弦が邪魔で拭かないので、綺麗に拭いてあげます。

ギターヘッドの乾拭き

 

 

3:指板のクリーニングをする

さて、ここからは本格的に指板のお手入れを始めます。

手順としては、
1.クリーナーを縫って指板の汚れを落とす
2.レモンオイルで指板を保湿する
の2ステップです。

まずグロス(クリーナー用)を用意します。下の写真のようにクリーナーとレモンオイルで使うエリアを決めておきます。

指板のお手入れの時のグロスの使い方

 

 

1.クリーナーを縫って指板の汚れを落とす

クリーナーで使うと決めたエリアにクリーナーを吹きかけます。

グロスにクリーナーを吹き付ける

 

 

クリーナーを吹きかけたグロスで、ヘッド側から丁寧に拭いていきます。力加減としては「なでる」と「こする」の中間くらいの強さです。あまり強くこすらないように気を付けます。金属のフレットにクリーナーが付きますが、あとで空拭きするので気にする必要はありません。

クリーナーで指板を掃除する①

 

 

ボディー側まで拭いてあげたらまたヘッド側まで戻って、フレットと指板の隙間に拭き忘れがないかチェックしながら2、3周くらい拭きます。

クリーナーで指板を掃除する②

 

 

拭き終わったら、空拭き用のグロスでクリーナーの液を拭き取ります。

クリーナーで指板を掃除する③

 

 

2.レモンオイルで指板を保湿する

クリーナーの液が完全に拭き取れたら、今度はレモンオイルを塗っていきます。

クリーナーの時と同じように、今度はグロスのレモンオイルエリアにレモンオイルを垂らします。

グロスにレモンオイルを垂らす

 

 

ヘッド側から隙間なく指板にレモンオイルを塗っていきます。クリーナーの時と同じくフレットにレモンオイルが付きますが、あとで空拭きするので気にする必要はありません。

レモンオイルで指板を保湿する①

 

 

指板の隅々までレモンオイルを塗れたらオーケーです。

レモンオイルで指板を保湿する②

 

 

あとは乾燥するまで、指板にレモンオイルが染み渡るまで

ひたすら待ちます

(僕の場合はいつも3時間くらい待ちますが・・・早く弦張って練習してえよ!!待ちきれねーよ!!って場合は、空拭き用のグロスで空拭きしちゃっても構いません)

 

指板のテカりが完全に消えて乾燥したことが確認できたら、指板を乾拭きして指板のお手入れは完了です。

お疲れ様でした。

 

 

4:新しい弦を張る

指板のお手入れが終わったら、今回のメインディッシュである新しい弦を張る作業に入ります。

弦を新しく貼る時は6弦から順番に1弦までを張っていくのが1番楽だと思います。

まずは6弦を取り出して、テールピースに通します。

新しい弦をギターに張る①

 

 

テールピースに6弦を通したら、そのままヘッドのペグに弦を通します。

ここで疑問が生まれます。

冒頭でも書いた通り、どれくらい弦に余裕があればいいの?って疑問です。長すぎるとペグをはみ出して不格好になってしまうし、短すぎたらうまく弦が巻けない。

一般的に6弦~4弦は2巻半~3巻、3弦から1弦は4~5巻と言われています。

なので、まず6弦は下の写真の通り、弦を通した6弦ペグから5弦4弦ペグの中間より若干6弦ペグよりの長さの余裕を持たせます。

新しい弦をギターに張る②

 

 

長さを決めたら弦を直角90度くらいになるように折り目を付けます。

新しい弦をギターに張る③

 

 

折り目を入れた所を6弦ペグに引っかけてペグを回します。6弦の場合は時計の反対周りにペグを回します。

新しい弦をギターに張る④

 

 

とりあえず、弦がピンと張るところまで回してしまいましょう。うむ、だいたい2巻半くらいになりましたね。バッチグー!

新しい弦をギターに張る⑤

 

 

余った弦はニッパーで切り落としてしまいます。弦の先っちょをあまり長く残してしまうと、ギターケースに入れた時にギターケースの内側を傷つけてしまったりするので、注意が必要です。あと単純にヘッド部分を触ったときに弦が指に刺さる時があります。まあ、6弦は太いので刺さることはありませんが・・・

新しい弦をギターに張る⑥

 

 

1弦と2弦、

コイツらは普通に

指に刺さります

クソ痛いです

 

 

さてさて、6弦が終わったので今度は5弦を張っていきましょう。5弦はヘッドのてっぺん辺りまで余裕を持たせて、5弦と同じ要領で弦に折り目を付けて巻いていきましょう。

新しい弦をギターに張る⑦

 

 

4弦はヘッドのてっぺんから2cmくらいの余裕を持たせればオーケーです。

新しい弦をギターに張る⑧

 

 

残りの3弦から1弦ですが、3弦は4弦と同じ、2弦は5弦と同じ、1弦は6弦と同じ長さの余裕を持たせれば問題ありません。同じ長さの余裕でも3弦~1弦は弦の太さが細くなる分、巻き数が増えます。また、弦が細い分多少長くなってもペグをはみ出して巻くことにはならないので、あまり厳密に長さを測る必要はありません。気持ち長めでオーケーです。

理想の巻き数 弦の余裕の持たせ方
6弦 2巻半~3巻 6弦ペグから5弦4弦ペグの中間
5弦 2巻半~3巻 5弦ペグからヘッドのてっぺん
4弦 2巻半~3巻 4弦ペグからヘッドのてっぺん+2cm
3弦 4巻~5巻 3弦ペグからヘッドのてっぺん+2cm
2弦 4巻~5巻 2弦ペグからヘッドのてっぺん
1弦 4巻~5巻 1弦ペグから5弦4弦ペグの中間

 

 

さてさて、6弦から1弦まで綺麗に張り替えられました。

新しい弦をギターに張る⑨

 

 

弦を張り替えた後は、弦がなじむまで時間がかかるため、チューニングがズレやすいです。練習する前には必ずチューニングすることをオススメします。

以上、弦の交換と指板のお手入れのやり方でした。

 

 

お疲れ様でした!

 

 

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